ある日、偶然に
電車の窓から素敵なカーテンが目に入りました。
とても気に入ったので
「このカーテンを部屋にかけよう!」
と決めました。
お店の中に入って値段を聞いてみると
やっぱりすごく高かった!
かなり、躊躇したのだけど、
私はもう年金をもらう年齢になり、
これから先、何年生きるかわからない。
色々な有名人が70歳を超えたところで亡くなるニュースを聞と
私の人生ももしかすると短くて、あと10年くらいかも。
と考えると
最後に好きなカーテンをかけて居心地の良い
気に入った部屋に住んで、
老後を楽しく過ごす方が幸せかも・・・。
と考えて、大枚はたいて買いました。
仕立て代まではとても払えないので
自分で縫うことにしました。
カーテンは直線に縫うだけだから簡単そう・・・。
私の仕事部屋は住み始めてから一度も壁を塗ったこともないので
これを機会にカーテンに合う色に変えましょう。
と思い、イギリス製のカーテンに合わせて
イギリスのFarrow & Bollの塗料にしました。
そしてそして、古い家についているのを見かけますが、
日本語ではなんというのだろうか?
ドイツ語ではライステ(Leiste)と言って
フローリングの床にも壁との境目についている目隠し的なもの。
天井部分に使うのは発泡スチロールでできていて、
軽いので扱いやすく、
天井の角に張り付ければ良いだけ(!!)なので
やってみました。
これだけで、部屋の感じがずいぶんと変わりました。
私の部屋は薄いピンクに塗ってもらったのだけど
今まで、ほとんどわかりませんでした。
ライステ(Leiste)をつけたら色の区分けがはっきりして、
「大好きだったパステルピンクで素敵だったんだなぁ。」と
20年もたって気がつきました。
残念ながら、やっと気がついたその色ともお別れして
新しいCinder Roseという
カーテンの模様に合わせたバラ色にしました。
色を選ぶとき主人が
「ちょっと暗いんじゃない?」
と言ったけど、もう今回が人生最後だと思うので
自分が好きな色に決めました。
さすがFarrow & Ballです!
しっとりと素敵な雰囲気になりました。
カーテンをつけるとさらに素敵!
全く別の雰囲気に変わってしまいました。
もちろん、部屋にいるととても幸せな気分になります。
もう一つの大きい窓も壁の亀裂を修正して
ライステをつけて、
壁を塗り、カーテンをつけました。
こんな部屋に住みたかったという思いが
実現できてとっても嬉しいです。
始めたのは去年の9月。
「本当にできるのかなぁ~?」
と、最初は心配だったけれど、
何とか満足ができる程度には完成しました!
そして、私はピンクが好きで
花(柄)に囲まれて毎日を過ごすのが
一番楽しいのだとわかりました。
今気がついて本当に良かった!!
これからは必要のないものは
誰かにあげたり、潔く捨てたりして
断捨離が始められそうです。