前回に引き続き、出産レポートの
続きをお送り致します
【手術当日】
病室に戻ってからは身動き一つ
取れませんでした…
・ 両腕に点滴
・ 両脚に血栓予防のマッサージ機
・ 数十分間隔で体温と血圧測定
・悪露、創部、子宮収縮の確認
などがあったかと記憶しています。
この他に、背中のカテーテルから
痛み止めの麻酔薬を自分で調節して
入れられるようになっていました。
出血が多かった為、自己血の残り
200mlも点滴で体内へ戻す事に。
血液ってどんどん固まって
しまうので、
腕から入れるのが痛くて痛くて
温タオルを当てながら痛みに耐えて
頑張りました!
その他にも鉄剤や抗生剤などの
点滴が毎日ありました。
初日のお腹の痛みは下半身に
麻酔が効いて感覚が無かったからか、
そんなに辛くは無かったです。
両脚共に感覚が無いので
自分の意志で動かす事は
まだ出来ませんでした。
手術の影響で体温が
36度後半から38度くらいまで
一時的に上昇、
でも時間の経過と共に
下がって行きました。
吐き気は特にありませんでしたが、
ベッドに寝ているのにふわふわと
目眩のような感じが少し出ました。
後から貧血値が通常
10以上のところ7前後まで
落ちていたと聞いたので
たぶん貧血の症状なのだと思います。
午前0時を過ぎる頃、下半身の
麻酔が切れて来て
お腹の傷がジリジリし出しました。
激痛…というよりは
火傷のような感じで地味〜に
痛むと言う表現が近かったです。
だんだん右脚に感覚が戻って来て
自分の意志で足の指を動かす事が
出来るようになりました。
でも膝を立てようとすると
力が入らず、腹筋や創部にも
痛みが響いてしまい、
いつもの様には行きません。
この辺りから、自己調節の効く
麻酔薬を使い始めます。
痛くなる前に、創部がピリピリ
してくるので痛みが強くなる前に
押しまくってました(笑)
明け方になると、
それも効かない程
下腹部に痛みが…
ちょっと我慢するには
シンドイ感じだったので
看護師に訴えて点滴で
痛み止めを投与して頂きました。
痛み止めが効いてくると
やっと少し纏まった睡眠が
とれた感じでした。
【手術翌日】
朝から執刀医の回診があり、
止血で入れたガーゼを膣から
取り除く処置がありました。
なぜか研修医らしき若い医師(男)
も入って来てちょっと複雑(笑)
一人では何も出来ない&動かせない
状態なので、看護師らに
パジャマを脱がせてもらい、
産褥パンツのナプキンを
替えてもらい、
イケ好かない医師に
脚を持ち上げられながら
ガーゼを取り除いてもらい、、、
と、とにかく
あられのない格好を晒す羽目に…。
仕方ないんですけど、
なんか情けないやら恥ずかしいやら、
なんとも複雑な気持ちになりました。
本来なら尿管を抜いて歩行の
練習となる筈でしたが、
貧血の数値が良くないのと、
止血したガーゼの一部が残存
してしまったらしく、
もう1日安静となりました。
この時には両脚の感覚も完全に
戻っていて、子宮収縮の痛みと
創部の痛みに耐えるしかない
状況に…。
痛み止めの点滴も6時間は
間をあけなければならず
薬は使えたけれど
楽ではありませんでした。
血栓予防のマッサージ機も
外され、自分で動かすように
言われましたが
感覚は戻ったものの、痛みで
自力で自由に動かすにはまだまだ…
という感じ。
本当にこの状況で歩ける様に
なるのか疑問でした。
脚だけでなく、なるべく
上半身もベッド上で寝返りなど
頑張ってはみるものの、
自動リクライニングを
使用しても
痛みで上体を起こすのに1時間以上
かかる始末(苦笑)
まるで動物のナマケモノ🦥
になった気分…(笑)
動くのがすごく辛かった
身体に残った止血ガーゼの
一部は退院診察で再度
引っ張り出しますとの御達しが…
溶ける糸で縫合した際に
一部分が引っかかって取れない
状態らしいです。。。
大丈夫なんだろうか
【術後3日目】
この日、とうとう痛み止めの
点滴やら麻酔薬やらが外されます。
痛みはまだあって、MAXが10だと
したら7〜8の感覚。
でもこれ以上寝たままはダメと
言うので、まずは尿管を付けたまま
立ち上がってみる事に。
とにかく“起き上がる”とか
上体を動かす行為が超痛くて
コレ無理〜
と半ベソに近い心境でしたが、
起き上がってしまえば
ゆっくりでも歩ける感じに。
無事に尿管も外れました!
痛みの比喩が難しいのですが、
子宮周りの内臓が
全部筋肉痛になってる
というような感じの痛みに
近いかな、と思いました。
笑う時も痛いです(笑)
尿管を外す時は
特に痛みは感じなかったです。
この時、足の浮腫は
ほとんどなくて
自分は浮腫まない体質なのかな
なんて安堵していたのですが…
連日の大量の点滴ざんまいで
身体中の水分が脚に!!
指で押しても跡はつかない浮腫み
なのですが、膨張してパツパツ
でした。
結局、退院してから数日間は
浮腫みが続いてました。
【術後4日目】
この日はシャワー解禁日!
出産前から怖くて仕方なかった
のですが、全然平気でした(笑)
かがんで髪の毛洗えないんじゃ
ないか?
とか、
タオルで身体拭けるかな?
とか心配だったんですが、
どちらも大した苦もなく
出来ました♪
あ、あと残存したガーゼも
取り出す事が出来ました!
産前、産後の
お腹の写真も載せときます。
見たくない方は
ご遠慮下さい!
まだ子宮が大きいままなので
お腹も妊婦ばりに膨れたままですね。
コレから退院後(術後12日目)に
自宅で撮ったお腹がこちら。
しかも横shot撮り忘れました。
真ん中の一本線が
電メスで切り開いた創部、
両脇の点線がホチキスの様な
留め具での処置部で、
術後8日目に抜針した痕です。
ちなみに
抜針は全く痛くありませんでした。
お腹の傷は痛みもなく、
子宮収縮がすすんで
まだ元通りではありませんが
膨らみもだいぶ目立たなくなって
日常生活なら普通に
送れています。
ひとつだけ難点なのが
排尿・排便痛。
子宮周りの臓器が
動く時に
引きつれるような痛みが
走ります💦
あとはお腹を下した時の様な
キューっとした痛みも。
排尿の方は退院後には痛みは
無くなったのですが、
便の方が激痛で…
早く無くなって欲しいです
浮腫みもとれました!!
毎日3時間おきの授乳、ミルクを
我が子に与える日々。
寝不足で大変ではありますが
幸せです❤︎
ただ、携帯をいじる暇が皆無…
この記事も
退院前から書き綴っていたのに、
完成するまでにこんなに日数が
かかってしまいました
手術のレポートも、
詳細に全てを書き伝えるまでは
至りませんでしたが
私なりに記憶をたどって
出来る限り具体的に
書いたつもりです。
この時代の医療技術があるから
わたしは無事に
全前置胎盤・癒着胎盤・大量出血
でも出産を終えることが
出来たのだと思っています。
あの、イケ好かない医師も
今はそうでは無くなり
もう感謝しかありません!(笑)
結果的に
ハイリスク出産には
なってしまったけれど
可愛い我が子に逢えたから
良かったなと感じています
最後までお目通し下さった方、
ありがとうございました
これで私の出産レポートを
終わりにします!
次回は入院でかかった費用と
保険で受け取った金額が
黒字になったか否かを
お送りしたいと思います
ドロン