
【3月と言えば、投資家が最も盛り上がる「配当」の季節ですね。
ですが、今から何も考えずに人気の高配当株に飛びつくのは危険です。
月末の「権利落ち」で、もらった配当金以上に株価が下がって損をしてしまう...そんな経験はありませんか?
私が狙うのは、単なる高利回りではありません。
「権利落ちの後に株価が戻る力(上昇余地)」を持った強い銘柄だけです。
今回は、3月の権利取りレースを制するために私が注目している
「性質の異なる3つの銘柄」と、その戦略をシェアします。
3月相場の攻略法:狙うは「累進配当」のみ
魔の3月相場を乗り切る条件はシンプルです。
「減配しない(累進配当)」と宣言していて
かつ「3月以降に強力な買い材料」
がある銘柄を選ぶこと。これに尽きます。
配当はあくまでおまけ。本質は企業の成長力です。
この視点で厳選した3銘柄をご紹介します。
【1】三菱UFJ(8306):金利上昇は「最強の追い風」
まず1つ目は、王道のメガバンク、三菱UFJフィナンシャル・グループです。
なぜ今、銀行株なのか? 最大の理由は、3月の日銀会合で予想される
「金利のある世界」への本格移行です。
金利が上がれば、銀行の利益(利ザヤ)は直接的に増えます。

さらに、三菱UFJは「自社株買い」にも積極的です。
株価は高値圏ですが、国策とも言える金利上昇が下値を支えてくれるため
押し目(調整局面)は絶好の買い場になると見ています。
【2】日本製鉄(5401):「PBR0.7倍」は売られすぎ
2つ目は、世界的な鉄鋼メーカー、日本製鉄です。
USスチール買収のニュースで株価が乱高下していますが、
私が注目しているのは「企業の本来の価値」です。
現在の株価はPBR(株価純資産倍率)で0.7倍台。
これは「会社を解散して資産を分けても、今の株価より多くもらえる」
という異常な割安水準です。

配当利回りも5%近くあります。
この高利回りと割安性が、強烈な下値サポートになります。
ニュースに振り回されず、冷静に「実質価値」を見極めるチャンスです。
【3】稲畑産業(8098):地味だけど最強。「連続増配」の底力
最後は、少し視点を変えて中小型の優良株、稲畑産業を挙げます。
ランキングの常連ではありませんが、知る人ぞ知る「連続増配株」です。
何より素晴らしいのが、そのチャートの形です。
移動平均線がきれいに右肩上がりで並ぶ「パーフェクトオーダー」を継続しています。これは、プロの投資家が業績を評価して、淡々と買い集めている何よりの証拠です。

大型株が過熱気味な今、こうした実力派の中堅銘柄に資金をシフトさせるのが
リスクを抑えて利益を狙う賢い戦略です。
まとめ:出口戦略を忘れずに
これら3銘柄は、いずれも「長期保有」に耐えうる力を持っています。
3月末の権利付き最終日に向けて、もし株価が急騰して十分な利益が出れば
売却(キャピタル狙い)」
横ばいなら「保有(インカム狙い)
と、状況に合わせて柔軟に対応しましょう。
強欲にならず、論理的に相場と向き合うこと。
それが、3月相場を笑顔で終える秘訣です。