この前衣替えをしようと

衣装ケースをごそごそとしたんです。

 

ここ数年、

衣替えも何もあったもんじゃない生活が続いていたので

久し振りの衣装ケースとの全面対決となりました。

 

そしたら

まぁ

出てくる出てくる。

 

仕事に行くときにスタイリンクで悩まなくてすむからと

麻のワンピースばっかり

買っていたのですが

これほどとは思っていませんでした。

 

黒 デザイン違いで5~6枚

青×チェック

ウコン色

スカイブルー

紺 七分袖、ノースリーブ

グレー 七分袖、ノースリーブ

 

取っておいても

歳をとっていく自分にとって、

デザインがあまいものになって

どんどん似合わなくなっていくので

これは普段に着るしかありません。

 

今年ダブルガーゼのブラウスとか

ドゥクラッセのTシャツとか新調しちゃったけど

その前に

この麻軍団を着倒さなきゃ

そうおもいました。

 

が、しかし、

衣装ケースの奥深くには

さらなる忘却の品が。

 

それらよりもず~~~~とまえに買った

生成りの麻ワンピがでてきました。

 

森ガールブームの終わりかけにみつけ

私の麻ワンピ一号となったものでした。

 

当時ガーゼや麻を使った服が

一部の人にとても流行っていました。

私には合うサイズがなくあきらめていましたが

ある時ネットで

デザインは簡素ですが手ごろな値段で

サイズが豊富なお店ををみつけ

喜びのあまり

たてつづけに買ったものでした。 

 

一枚は、確か脇が擦り切れてすてたのです。

が、

今回同じものが二枚でてきてしまいました・・・・。

 

私、3枚もかっていたんですね

 

通販の購入履歴を見ると

『2010』年購入。

 

恐るべき麻の耐久性。

 

一瞬

戸惑いました。

 

シミもあるし、古いから捨ててもいいかなとも思いました。

 

しかし

戦後育ちの母の

服の形をしているどこも破れていないものを捨てるなどという判断は

してはならぬもの

という『母の規定』が頭から離れることはありませんでした。

 

こうして

14年物のワンピが

私の「ケ」の服となりました。

 

一瞬「ケ」になりかけた

色付きのワンピは

めったに巡ってこない「ハレ」の日用にまわることになりました。

 

本当の晴れ着にもなれないものですし

ちょっとしたおでかけ着程度の服たちですが

麻の耐久性をかんがえると

私がこの先80歳までいきたとしても

色付きの麻ワンピたちは、

その枚数がゆえに

新品ですけど

みたいな顔をして

この先も

私に着続けられるのだと思います。