ー翌日ー
白井は高畠の部屋に向かっていた。
だが、前からカエル顔の医師が血相を変えて走ってきた。
カエル顔の医師「た、大変だ!高畠くんが病院を抜け出した!」
白井「なんですって!?」
白井は捜査員に連絡をし、高畠の家で待機するように言った。
ー高畠の部屋ー
御坂「どういうこと?」
白井「どうやら望さん、なにかしらの方法で病院を抜け出したようですの。」
土御門「と、とにかく中に!」
バンっ!中に入り、一同は今度こそヤバいという顔をした。
上条「こ、これは…。」
なんと部屋にあったはずの武器やら服やらが全部消えていた。
絹旗「超まずいです!高畠さんは学園都市をでる気です!」
prrrr
土御門のケータイが鳴る。
土御門「はい、もしもし。」
アレイスター「土御門元春。緊急だ。」
土御門「こっちもお前に付き合ってる暇は…。」
アレイスター「高畠望。」
土御門「お前、なにか知ってるのか!?」
アレイスター「彼は私の恩人の教え子なんだ。今彼はすべてを失いどこかに行こうとしている、どうか、彼を助けてくれ。」
土御門(あのアレイスターがここまで低くでるとは…。)
土御門「わかった。後は俺に任しておけ。だが、1つ頼みがある。」
アレイスター「なんだ?」
土御門「学園都市の全ゲートで高畠の出場を止めるように連絡してくれ。そして、高畠が現れたゲートには密かに俺に電話するようにとも。」
アレイスター「わかった。では、頼むぞ。」
prrrr
今度は上条のケータイがなる。
上条「もしもし?」
一方通行「よォ、三下。」
上条「どうした?」
一方通行「さっき、高畠を見かけてなァ。」
上条「マジか!?」
一方通行「あァ。どうやら南ゲートから出場するみてェだったからよ。」
上条「ありがとう!一方通行!また後で電話する!」
一方通行「お、おお。」
上条「みんな!高畠は南ゲートに向かってる!急げ!」
ー南ゲートー
高畠はゲートから少し離れたところにいた。
高畠(参ったなぁ、なんで出場できないんだ?しかたないな、忍法で…。)
キイイイイ!
そこにタクシーが2台停車し、中からは捜査員達が出てきた。
高畠「…。なにしにいらしたんですか?」
上条「お前こそなにしてる?」
高畠「見てわかりませんか?ここから出るだけです。」
土御門「お前!まだするべきことが残ってんだろ!」
高畠「僕はもう空っぽです。もうなにも要りません。」
高畠「そこをどいて下さい。もう行くので。」
白井「絶対どきませんの!」
高畠「…。仕方ない。なら攻撃はしませんが、攻撃以外のことはさしてもらいます。」
上条「なら、こっちも力ずくでお前を止める!」
上条「そんなお前の幻想は───」
一同「俺たち(私達)がぶっ壊す(してさしあげますわ)!」
高畠「…。」
高畠は忍者装束に着替え、眼帯を外した。
いよいよ戦いの火蓋は切って落とされた。
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