私KTくん、甲種危険物取扱者試験に合格いたしました。とてもうれしい!
使った参考書2冊と勉強法を簡単に紹介します。
結論から言うと、参考書で基礎的な内容を覚える→過去問をやりこむ この流れが一番効率的です。
テキスト
①
U-CANの甲種危険物取扱者速習レッスン
2,420円(税込)
基礎的な内容はこれで覚えましょう。
基礎的な内容が分かればどんな本でもいいんですが、この本は単元ごとに復習用のテストがあるため私は勉強しやすかったです。
比較的進めやすいので一日1時間の学習で1カ月あれば完了できるのではないかと思います。
ただ、これ一冊をやりこむよりは先ほど言ったように過去問を解きまくるほうが合格しやすいです。
②
甲種 危険物取扱者試験
2,900(税込)
参考書を読むだけではカバーしにくい実際の問題の傾向をつかむことができます。
どんな問題が出題されている頻度が高いのかもわかるので勉強の優先度がつけやすいのもいいところです。
分厚いですが1/3くらいはテキストと問題の答えのページなので意外とサクサク進みます
勉強法
過去問の傾向をつかんで正しくヤマを張るのが危険物取扱者の短期・効率的な合格につながると私は思います。
大まかな流れは以下の通り。
①をざっと終わらせる(一カ月)
↓
②を一周する→わからなかった問題だけにしぼってもう一周する→繰り返し(一カ月)
↓
①の模擬試験をもう一回解いてみる(直前)
①をやらずにいきなり②から入ると問題が分からなさ過ぎて挫折するので①からやったほうが得策です。
ただ、①の本の太字や赤文字の部分は本当に重要なことだけしか書いてないため、安心して合格点を取るには少し不安が残ります。本文の脇に小さく書いてあるワンポイントアドバイスのような文章も過去問では出題されています。
そのために②をやりこみます。ごくまれに悪問も紛れていますがほとんどは正しく暗記できていれば解ける問題ばかりです。
一周して、できた問題には〇、できなかった問題、まぐれで正解した問題には×をつけます。
二周目以降は×の問題だけやります。
どの試験にも通用する勉強法ですが、やはりこれが一番効きますね。
一日1~2時間の勉強時間が確保できればここまで約2カ月です。
各分野の解説
法令
理系が落としやすい法令ですが残念ながら暗記しかありません。
「こんなに覚えてらんねーよ!」と私も何度もキレかけましたが覚えるしかありません。
ただ、指定数量の倍数だけはほぼ確実に出るので覚えておいて損はありません。
問題数が少ない中で、確実に取れる問題は集中的に覚えましょう。
過去問を見るとわかりますが、指定数量の倍数の問題は難しいものはほとんど出ず大抵が4類にかかわる問題です。
物理化学
非化学系の鬼門です。高校2~3年レベルの化学の知識が十分に無いと半分すらいかないかもしれません。
範囲が広いわりに問題数が10問しかないため非常に落としやすくなっています。
化学式を利用したmol計算はほぼ確実に出題されます。
出題率が高いと感じるのは、やはり火災の原因となりうる電気や金属分野ですね。
酸化還元、静電気、電池は優先度高目で覚えましょう。
高校化学の分野がもろかぶりなので、もし難易度が高いと感じたら高校化学の参考書や教科書を見ましょう。
なお、高校、大学で化学専攻なら①で軽く復習しなおせばあとはノー勉強でも8割は固いと思います。
性状
化学系がナメてると普通に落とす分野です。
私は化学系ですが、めちゃくちゃ有利かというとそうでもなかったです。
沸点や融点、色、におい、分解すると発生する物質など、結局はこちらも暗記に頼らざるを得なかったです。
つまり逆にいえば文系でも機械的に暗記できれば難なく攻略できます。
本番は全類の危険物について出題されるので、5類や6類など数の少ない類から攻めていきましょう。