喫茶店でコーヒーを飲みながら
イヤホンで音楽を聴きながら
ガムを噛みながら
問題を解いている学生がいる。
彼が試験本番で点数が取れる学生だとしたら、それは彼がもともと「できる子」だからだ。
私も含めた凡人には、この勉強法では試験本番でテストで点は取れない。
その理由はなぜか?
試験本番と同じ環境で問題を解いていないからだ。
勉強には2種類ある。
インプットとアウトプットだ。
インプットの時は、リラックスした状態で勉強をしても構わない。
座らずに立ち歩きながら声を出して覚えた方が覚えやすい。
お菓子を食べながら覚えた方が覚えやすい人もいる。
問題なのは「アウトプット」の環境だ。
試験とは、自分が学習してきたことを制限時間内に正確にアウトプットする場である。
とするならば、普段の勉強でアウトプットをする際は、試験と同じ環境で解かなければ試験本番でも同じ成果を出すことは出来ない。
私が勧めるアウトプットの環境はこれだ。
①タイマーで制限時間を決める。例えば過去問が50分が制限時間ならマイナス5分をして45分を制限時間にする。
(緊張で頭が回らない部分をマイナス5分として考えるからだ)
②ただし、自分は自分の時計で時間を見て45分で解く。(試験に持ち込むのと同じ時計だ)
③ガムは咬まないし、解く場所も試験会場同様周りに人がいて且つ静かな場所を選ぶ。
④机の上には筆記用具と時計だけを出す。(試験本番と同じ環境だ。)
⑤マスクをして解く。(試験会場もマスクが必須だからだ。)
⑥リスニング試験は、試験会場がラジカセならラジカセに毛布をかぶせるなどして少し聞きづらい環境を作る。
イヤホンをして聞く試験なら、本番の緊張を加味してスピードを1.25倍~1.5倍くらいに設定する。
スマホのアプリなら「Audipo」がお勧めだ。
これを普段から守ってアウトプットをしていれば、試験本番は練習で取れる点数と大きく違わないだろう。
なので、受験校の選定や受験スケジュールを考える際の戦略にもミスが起こりにくい。
もう一度まとめる。
インプットは自分が覚えやすい、理解しやすい環境でOK.
アウトプットは、試験会場と同じ環境で。
これを今日から実行して欲しい。
ではでは。