前回の記事で信頼性の低いバックテスト結果で客を誘導している

 

金融庁登録業者があると指摘しましたが

 

氷山の一角に過ぎません

 

 

ですのでバックテスト結果で騙されやすいポイントについて

 

私のバックテスト結果で説明していくので頭に入れておいて下さい

 

 

期間:不自然な期間で過去検証していないかどうかを確認してください

 

中途半端な月から始まっていたりすると基本的に疑った方が無難です

 

モデル:バックテストする際のデータ量です

 

全テッィク>コントロールポイント>始値から選べます

 

全ティックは全てのデータを取得するので時間が掛かる分正確にバックテストできます、EAの性能を人様にアピールする場合は全ティックを選ぶ以外ありえません

 

コントロールポイントは一つ下の時間足を使用し、始値は始値しか使用しません

 

バックテスト結果にも書いてありますが『結果はあまり信頼性はない』

 

 

モデリング品質:データの信頼度です

 

最高は99.9%になります、100%になる事はありません

 

99.9%になるデータは

 

有料でデータをダウンロードしてパソコンに入れないといけません

 

私も以前は99.9%のデータを使ってましたが、面倒くさくてやめました(笑)

 

一般的なモデリング品質は90%で、下回る場合は信頼できるデータではありません

 

今回は業者同様コントロールポイントを使っているので該当なし(N/A)です

 

 

スプレッド:そのままの意味でスプレッドです

 

MT4のバックテストのスプレッド表記は1pips→10という感じに置き換わります

 

ユロ円の海外口座のスプレッドは3pips位ですから最低30が必要です

 

スプレッドを考慮しない場合確実に勝率は上がり、利益も上がります

 

ですので正しく設定されている事を確認してください

 

基本的には通常より大きいスプレッドを設定されている方が無難です

 

 

プロフィットファクター:「プロフィットファクター=総利益÷総損失」です

 

通常プロフィットファクターは良いEAで1.5位と言われています

 

プロフィットファクターの値が大きい場合は取引回数が極端に少ない場合があります

 

今回のEAのようなナンピンEAでは正しいプロフィットファクターは出ません

 

プロフィットファクターが1.5だから良いEAだと安易に判断しないようにして下さい

 

 

最大ドローダウン:利益の最大値から最も下落した幅です

 

ここにはナンピンなどをした場合の含み損も含まれます

 

純損失は10万円でも最大ドローダウンが100万円という事もあります

 

ナンピンEAのプロフィットファクターが当てにならない理由となっています

 

 

騙されない為に注意して欲しいポイントをざっと説明しましたが

 

結局は過剰最適化(カーブフィッティング)をすれば

 

数字上プロフィットファクターが高いEAを作る事ができてしまいます

 

 

なのでなんだかんだ書いてきて結局はフォワードテスト結果を求める事です

 

私がしつこい位に書いてきた運用成績を公開してもらう、これしかありません

 

 

バックテスト結果だけ、口だけ人柄だけを信用してお金を払わないようにして下さい