今回は精肉業界の話をします

 

精肉業界は不人気職種で常に人手不足です

 

その中で売上を作っていかなければなりません

 

スーパーの精肉売り場には用途別に色々な肉が商品化されています

 

細分化し全てのお客さんの要望に応える事は素晴らしい事ですが

 

その分作業に時間が掛かります

 

なので残業は当たり前、サビ残も当たり前というのが実情です

 

だから常に人手不足なのですが。。

 

 

人手不足の中、時間を掛けて商品作るなら

 

時間の掛かる商品をやめて生産性の高い商品に絞りそっちを売り込んだ方が

 

売上は作れます

 

 

日本の生産性は先進国の中で最低と言われていますが

 

精肉業界を見ても、まさにそうだと言えます

 

 

綺麗な商品を作る、色々な商品を作る。。それは素晴らしい

 

でも労働生産性は低い

 

労働生産性=成果(売上)÷労働投入量(労働時間)

 

 

1日50万円の売上を4人で作っているとしたら3.5人で出来るように

 

生産性に舵を切る事で労働生産性も上がり、残業も少なく出来ます

 

 

スライサーと呼ばれる肉を切る機械の1回転に掛かる時間は最速で1秒弱です

 

切り落としや小間切れと呼ばれる肉は約2mmの厚みで切られます

 

長さ30センチの肉を切る場合約150回転です

 

1回転1秒として、約2分半掛かります

 

これを2本切る場合は当然5分掛かります

 

でも2本まとめて切れば2分半で終わりますよね?

 

これが生産性に舵を切るという事です

 

多少綺麗さには差が出ますが、売上に影響する事はほとんどありません

 

 

厚みが、骨が、リンパがとか、食べた時に嫌な思いする事だけは注意するなど

 

要点だけ抑えて作業します。。。

 

 

精肉部門は作業効率も数字、売上作るのも数字なんですよ

 

細分化、綺麗な商品作りをして売上作るのは素晴らしいですが

 

残業して疲弊して体壊してたら本末転倒です

 

無理なく同程度の売上を作る事ができるならそっちの方がベターです

 

 

コアな読者さんなら私が次に何を言うかもう分かると思います

 

投資も一緒!(笑)

 

無理なく数字をどうやって作る(増やす)かを考え

 

ベターな方を選択する=合理的選択になります

 

 

投資で重要な要点はpipsではなく%、年利、複利

 

要点を抑えてお金を増やす事を考えてみて下さい