サンドロ・ボッティチェリ による画
「美しきシモネッタ」
丸紅(東京)所蔵




日本で所蔵されている、唯一のボッティチェリ作品とのことです。

先日、丸紅ギャラリー「ボッティチェリ特別展《美しきシモネッタ》」で、観ることができました。

シモネッタ、というひと、ボッティチェリだけでなく、レオナルド・ダヴィンチ、ピエロ・ディ・コジモなど、その時代の芸術家たちに大変愛されていたようです。

それだけ、美しい、ということなのでしょう。
知性や教養も備えていて、大変魅力的なかたのようです。
ひとは、美しいものには、目がないですからね〜
うわさを聞いただけで、誰もが、シモネッタを一目見ようと周りをうろついたに違いありません。

美しいひとに限らず、「美しい…」と聞くと、見たくなりますよね?

陶器、美術品、建物、お菓子、などなど…

ひとだかりの中から一目見たからって、自分に何の得も無いのじゃないですか?

でも、それでも、見たい!という欲望は、ひとを駆り立てるのですね〜

芸術家となれば、それは尚更なのでしょう。
その美を、理解し表現したい!というお気持ちでしょうか?

わたしでさえ、道端の美しいお花を見ると、その美を自分のものにしたい!と思いますからね〜

ボッティチェリは、ほかの絵にも、シモネッタを登場させているようです。
「ヴィーナスの誕生」
「プリマヴェーラ(春)」など…

もしかしたらボッティチェリは恋していたのかも?なんて思っちゃいます♡シモネッタの美しさに…

しかし、シモネッタは、23歳という絶世の美人のまま、生涯を閉じました。

歳をとることもなく、人々の記憶に美しさだけを残して逝った、完璧なヴィーナス、シモネッタ。

そして絵を観ている者たちに、
永遠にその美をキラキラとふり撒いていくのですね…

その時代に生きて、息づいている輝くシモネッタを観てみたいものです。
夢でもいいから…♪

☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございますさくらんぼ