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つわりも落ち着いて来たし、安定期に入ったので そろそろ仕事に復帰しようかと思っていた時


実家の母から話があると言われ
旦那さんと実家に行きました。





「こんばんは〜」


家に着くと 家族みんなが揃って居間にいました。



「体調はどお?つわりも落ち着いて良かったね!」



「う、うん」



私は、なんだかこの家の空気感が重いのを感じ 変な胸騒ぎがしました。





「座って!旦那君もここに座って!」



「なに?改まって…
なんだか怖いんだけど…(笑)」



妹も弟も神妙な顔をしてました。



すると、母が、



「Minちゃん、あのね、ママ パパと離婚することにしたの…
本当はね Minちゃんが結婚してすぐにと思ってたのだけど Minちゃん妊娠して入院したから 安定期になるまでは、心配させたくなくて…。
こんな結果になって、本当 ごめんね。」



私は 頭の中が真っ白になりました。




「すまない!俺が悪いんだ!ママに愛想尽かされたよ…」

悲しく笑う父…


その父を見て 私は


「え?なんで?パパかわいそうじゃん!パパ1人になるよ?」


って、言ってしまいました。



妹も泣いて
「パパ、1人で大丈夫なの?」


それを聞いた父は、涙流して謝ってました。


その様子を見ていた母が、


「パパがかわいそう??
じゃ、ママは?
ママは、ひどいの?
こうなったのも パパのせいじゃない?
今まで1人で頑張って来たのに?
ママはひどいの?
ママは、かわいそうではなかったの?」



「そういう意味じゃないよ!私は、ママの苦労を見て来たからわかるよ!でも、仲良くしてたじゃん!私達に パパの悪口なんて言った事なかったじゃん?
何で急に?
だったらさ、昔から パパの悪口言っといてよ!そしたら、こんな思いしなかったよ!
子供が産まれたら 実家に帰ってくるの楽しみにしてたのに!ママが仕事で昼間いなくても パパに見てもらおうと思ってたのに…。」



「そぅ…
そうね、そうしておけば良かったね。
ママが悪いのね…
もう良い…
あなた達の気持ちはわかったわ…。」


そう言って 母は、居間から出て行きました。



この時 私は 母の気持ちより 離婚される父の方を持ってしまってました。


父は 本当 情けない父でした。


母が苦労してることも私は十分に理解してたのに…

それなのに 母を責めるようなことを言ってしまいました。



その話し合いから1週間ほどして


妹から 母が家を出たという連絡が来ました。