前回の記事はこちらから








居間に行くと
お父さんとお母さんが疲れた顔をして待ってました。



私達も そこに座り 


彼が
「話って何?」と 聞きました。



彼の父

「この前の話し合いの時は お前と Minちゃんに、みっともないところを見せてしまってすまなかった。
あの話し合いで 長男が
親子の縁を切ってでも、養子に行くと言った時は 本当 辛く、悲しかった。」


彼のお母さん またまた号泣…



彼の父

「お母さんと 何度も何度も話し合って
長男の結婚、そして養子に行く事 許そうと思う…。」




すると彼が
「そうなんだ!!父さんも母さんも辛いと思うけど お兄ちゃんの幸せが1番だと思うんだ。お兄いちゃん喜ぶよ!!」



すると

彼の父

「そこでだ。お前に確認しておきたい事があるのだが……。
この前の話し合いの時、
お前は
この家を継ぐと言ってくれたけど、
あれは、本気か?
正直 お前のその言葉があったから 
長男の結婚を認めても良いかなと思ったんだか…」



すると、




「本気だよ!!俺 継ぐって決めたから」



(ええええええーー!)
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ



彼の父
「Minちゃんも それで良いのかな?」



私は 急に振られ とっさに、



「あっ、はい、もちろん!」


と、言ってしまった…


て言うか

「少し考えさせてください!」

なんて、言えなくない?
言えないよ…



お父さんは もうすでに、彼に期待してるし、
お母さんは、泣いてるし
お兄さんの結婚も認めてもらえそうだし




そんな中言えな〜〜い!!えーん

言えないでしょ??




家を継ぐって……汗



彼は 簡単に思ってるみたいだけど 後々苦労するのは 絶対 嫁になる私…



嫌な予感しかなかった……。




そして、とんとん拍子に結婚の日取り等が決まり


6月○日 お兄さんの務める有名なホテルで 豪華な結婚式と披露宴が行われました。


彼女さんのウェディングドレス姿は 本当 モデルさんの様に綺麗でした。




彼の両親は
この結婚式自体 花嫁が主役になってることが気に入らなかったし
(それは、仕方ないと思うんだけどね)

普通 結婚式の両家代表の挨拶は、嫁をもらう花婿の父親が挨拶するのに対して
今回は養子をとる側の父親が挨拶する事に とても、不満を持ってました。


彼の父の古い考えなんでしょうが 
やはり、プライドが許さなかったんでしょう。


ともあれ、
彼のご両親の気持ちはさておき、
素敵な結婚式でした。






ちなみに、
現在 私には、息子がいますが

もし、息子に
「養子に行く!」
って言われたら……


やはり、悲しいかな〜
って思います。