医者 「・・・」
(何だろう・・・)
(何かあるのかなぁ・・・あんなに真剣な顔をして・・・)
私 「・・・」
突然医者が口を開いた
医者 「すごくよくなったよ!この写真に写っている白い部分は潰瘍が治っている証拠だから」
私 「へぇ~~」
この言葉を聞いて安心した。
確かに白い部分のところはすごく気になっていて
検査のときも言われたが
改めて医者から「治っている」という言葉を聞いたときは
素直にうれしかったというより安心した。
続けて医者が言った
医者 「一番ひどい状態のときと比べたらまったく比べ物にならないくらいよくなってます」
医者 「・・・
(写真を見ながら)
完治と言っていいでしょう!」
えっ!?
マジで・・・
私は思わず
私 「ほんとですか!?」
と医者に問いかけていた。
その言葉を聞くために
約10年・・・
長かったなぁ・・・
感動ひ浸っていると
医者 「ただ!いつ再発するかはわからないので十分に体調には気をつけください!
と釘を刺され
私は
私 「はい!」
医者から「完治」という言葉を聞いただけで
まさに天にも昇る気持ちというのはこのことなのか
というくらいうれしかった。
この後に医者が何かを言っていたが
正直うれしすぎてあまり聞いていなかった。
言われたのが・・・
確か年に1回は検査しようということくらいかな??
診察室を出て
彼女に報告をする
私 「完治って言われた!!」
彼女 「うそ~!良かったやん!!」
心から喜んでくれた・・・
「『潰瘍性大腸炎』です」
と言われたのが
中学2年の秋から冬へと変わろうとしていたとき・・・
あれから10年・・・
その日の夜
いろんな光景や思いが駆け巡った。
つづく