宮部みゆきの小説『悲嘆の門』読み終わったー | 叶愛ートアのブログ

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悲嘆の門

読み終わった〜〜。
言葉とは。。の物語だった。

言葉そのものに良し悪しは無く
良し悪しは発する人や受け取る側の思いで変わる。

言葉は思いも含まれる。心に思うものは言葉の連なり。。。
発した言葉は人に影響及ぼし落ち葉の様にその人の内部に積もる。。

その言葉が紡がれ物語が生まれる。

言葉を扱う仕事をしてるので
これはいつも思う。

伝える言葉でお客様に影響及ぼすこと。。
だからいつも間違わない様に、その人が伝えた言葉でより良くなる様にと慎重にビジョンを伝える。

伝えた言葉はその人の中で新たな物語になって紡がれていく。

言葉はそこに加わる思いによって変わる

だから私の思考を通さず
実在しないけれど存在する場所からのビジョンを正確に言葉に変換して伝える。

コレを読んだ時
あー。そうそうと思うところがある。

言葉を見る目を主人公は貰うけれど
言葉を視覚と思いで見る。

悪となる思いや言葉は羽虫や蜘蛛などの形や血の色で見る

子を思う思いや言葉は
光の輪としてや光の羽のように見る。
ビジョンとして見るのよね。

似てるなぁ〜と思った。
私がある場所からとるビジョンとそこにあるものを言葉に変換して伝える

小説に現れる言葉を護る守護者

言葉の生まれ出ずる根源の地。始原の大鐘楼。それと対をなす
物語の源泉。すべての物語が生まれ還るところ無名の地
そこでは物語の罪を犯した咎人が回す
咎の大輪。

その言葉を発し物語を作るのは
私ら人の世界。

2つは人とは異なる次元の領域。
でも人の領域とは密接に関わる

実在はしないが存在する。

言葉も同じ実在しないけれどその人の中で存在する。

だからとても大事に扱わないといけない。
心に残るものだから。。

言葉によってその人の中で物語が生まれる。

改めて言葉の大事さに気付かされる小説でした。

叶愛

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