新型コロナ禍で、家族に医療従事者がいることもあり、感染を気にして寄席にも落語会にも行かなくなり、ちょうど丸2年。
この間、落語や浪曲や講談のCDを聴いて楽しむことはあるものの、何とも気が晴れずブログはストップしたままでした。
また昨年は好きだった落語家が幾人もお亡くなりになり、もうライブで高座を聴けないのかと、訃報を聞くたびに寂しくなりました。
昨年亡くなった小三治師匠のCDも何度も聴いています。まだブログで紹介していないものをいくつか紹介していきたいと思います。あまりテンションが高くないので、またブログ更新もストップしてしまうかもしれませんが…。
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柳家小三治『落語名人会37 柳家小三治13』ソニー・ミュージックレコーズ、1996年。
鈴本演芸場での小三治師匠の独演会での「初天神」(1988年1月31日)と「時そば」(1994年1月31日)を収録しています。
「初天神」
父親が子供にあれこれと物を強請(ねだ)られて振り回されているはずが、いつの間にか父親が凧揚げに夢中になり子供を振り回すようになってしまっている所が何とも面白い。何度聴いてもサゲ直前の父親のはしゃぎ振りには大笑いしてしまいます。
「時そば」
代金を胡麻化そうとするも、不味い蕎麦をたべている内に、とてつもなく情けなくなってくる男の悲哀が笑いを誘います。
どちらも小さな噺に区分されますが、小三治師匠の手にかかれば大ネタの落語一席のようになるから不思議です。
