この夏の猛暑で身体がガタガタになり、
外をあまり出歩かずに家で落語のCDをダラダラ聴く日々が続いておりますが、
季節はいつの間にか秋に変わりました。
そのような中で、数日前に、映画『東京物語』日本、1953年、を観ました。
来週NHK-BSのプレミアムシネマでは
小津安二郎監督作品の『お茶漬けの味』『早春』『東京暮色』を放送するようです。
この前に『東京物語』を観直そうと思い立ちました。
この名作を観るのは今回が二度目です。
1度目は20歳の頃…その時の感想は記憶になく、
今回が初見の気持ちで観ることができました。
やはり名作でした。
以下、少しだけ綴ります。
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有名すぎる作品なのでストーリーは省きますが、
映画の構成が「凄い」です。
ある一シーンで感情が破壊されたような気になりました。
それは熱海の宿の夜のシーンです。
老父母に感情移入したあまり、見続けるのが辛すぎて、
思わずDVDのリモコンを掴んで早送りしそうになりました。
「老夫婦が寝ているシーン」「若い人が麻雀をしているシーン」と
それぞれ独立して観るとそれほどネガティブな刺激ではないはずのシーンを
2つ並べているのですが、観客に与える破壊力は大きいです。
私にはトラウマになりそうな位に辛かったです。
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このシーンに打ちのめされたためか、
ここ2~3日、感想をまとめられない程でしたし、
まとめようと思っても、この程度しか書けません。
それだから名作なのだ、といってしまえばそれまでですが…。
