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落語探偵事務所

落語・講談・浪曲、映画、囲碁・将棋、文学、漫画、その他備忘録を兼ねて綴ります。読みたい本、観たい映画、聴きたい落語、並べたい名局、たくさんあります。書き過ぎでネタバレするかもしれないのでご注意ください。

映画『この首一万石』日本、1963年、を観ました。

 

1万17石という弱小藩である小此木藩が江戸から九州への帰国の折り、人入れ稼業井筒屋に人足を頼む。東海道で小此木藩は49万石の渡会藩と鉢合わせをしてしまい、本陣をどちらが利用するかで2藩の間では紛争が勃発する。小此木藩は人足で槍の名手である権三(大川橋蔵)を切腹させて首を渡会藩に差し出して事を収めようとする…という話です。

 

大半の場面は喜劇仕立てなのですが、終盤は壮絶な殺陣となります。

組織の不祥事の際にスケープゴートを相手方や社会に差し出して済まそうとする現代日本社会への批判を含んでいることは間違いないでしょう。

ストーリー自体は平凡にも思えますが、傑作時代劇映画です。