NHK-BSプレミアムで2019年3月16日に放送された
「天国からのお客さま②立川談志」
の再放送を録画して視ました。
(以下、敬称略。)
大阪大学の石黒浩教授の手によるアンドロイドの立川談志が、
太田光、立川志らく、坂井真紀と対談するという番組です。
顔の表情は何千枚という生前の写真を元に作り、
膨大な著作や発言や高座などをAIに読み込ませて学習させて発言させる、
ということのようです。
(番組のホームページは、
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92409/2409398/index.html
です。)
奇天烈すぎるとも言える企画だと思いますが、
ひじょうに面白かったです。
立川談志は2011年に亡くなっていますが、
番組ではその後の日本と世界のことについても
対談相手から質問されれば語ります。
ネタばれ注意のため、以下は軽く触れるだけにします。
特に太田光相手の対談中の下ネタは爆笑しました。
田中裕二の「片タマ」に絡めて
久保田祐佳アナウンサーから
「タマは嫌いではない」
という趣旨のコメントを引き出してしまう
アンドロイド談志と太田の絶妙な話芸は必見でしょう。
坂井との対談での
映画『カメラを止めるな!』などに対するネガティブなコメントや、
映画『ラ・ラ・ランド』に対するべた褒めに近い肯定的な評価などは
興味深かったです。
なお、談志であれば大声で
「オ○○○~!」
という4文字を叫ぶことも生前はありましたが
この番組のアンドロイド談志にはありませんでした。