☆矢沢永吉『成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集』角川文庫、新装版2004年(初出1978年)、を10数年ぶりに読み返しました。 ☆若き日の矢沢永吉が糸井重里のインタビューに応えたテープを起こして矢沢の一人語り形式にまとめたものです。矢沢のハングリー精神の核心が良く分かります。偶然にも恵まれながらも、そもそも貧困の環境で育ち、自分の音楽の才能を信じ、そして計算づくで活動を続けて、やがて「ビッグ」になる過程が語られています。読めば心が熱くなることまちがいなしの「激論集」です。「草食系」とか呼ばれる若い人には特に一度は読んでほしいと思う1冊です。