所変わって、イツキたちが蝿座国に経ってすぐの子熊座国。

盾座国の皇帝となった≪白の勇者≫が骨の種族、カーボンと結婚したことで、
盾座国王宮を追放された、≪黒竜神の巫女姫≫の魔人族の女イツァトリは、
イツキの計らいでカズキの身の回りの世話をしていた。

ただし、逃走防止のため、首輪に手錠と足枷をつけることを条件に。

「イツキ殿がの取計いがなければ、貴様など地下牢に押し込んでいたのだからな。≪黒竜神の巫女姫≫」

「おまけに鷲座の宿星だったのだし、無下に扱うことも憚られる。」

「蘇生魔法をカズキ殿に施したことは、イツキ殿同様、感謝する。」