レイの母親の戦いの一部始終を目の当たりにした春瀬は
「待てよ、春瀬......ハル!」
レイの母親が《悪魔》のアプタロットの力を解放を阻止しようと動く
目を閉じ、あの世でもこの世ない幻想世界で、《運命の輪》の前の赤髪の少女装者と対話をする。
『どうして、勇仁を遠ざけようとしているの?』
『ここだけの話、ボクが別世界の“新海ハル”だから避けてるわけじゃないんだよ。』
『勇仁は、
『うん......でも、少しの間だけでよかったんだよ。遅かれ早かれ、死ぬことがわかってたから。
こんな平和な世界で死ぬなんてもったいないよ......ボクなんかが
よりも。』