ブログの更新を怠る間にも、ちゃんと飲み屋にはいっておりまして、行きつけで隣で飲んでたおっちゃん達
がその手の話が好きらしく、色々と語ってくれました。
それぞれ興味深い話ばかりなのでおいおい記事にしますが、まずは、さだまさしさんに似たおっちゃんの
お話から。
それまで何故か、おみくじの話で盛り上がっていました。日本中のおみくじは殆ど山口県で
生産されてる…とか。そしたら、さだまさし似が語り始めました。
おみくじと言えば昔こんな事がありましてね。
友達と何となくふらっと神社に行って、そいつおみくじ引いたんですよね。それが大凶で。
私なんか、そんなの全然気にしなくて、「大凶が出るのはかえって縁起がいい」とか言ってたんですけど、
そいつムキになって、二度三度とおみくじを引くんですよ。
それがまた、全部大凶で。
本人は随分気にしてたんですけど、帰り道に渋谷かどっか歩いてたら、通りすがりのオバさんが
そいつを見るなり「あなた、ヤバイわよ!!死ぬわよ!!いいから一緒に来なさい!!」と、血相変えて言う。
あまりの迫力に引きずられていくと、その人、結構有名な占いの人だったらしくて、その人の
店?占い所?に連れて行かれたんです。
なんかアヤシイと思って断ろうとしても、「お金なんていらないから、いいから入りなさい!!」と。
そこで、私は待合室みたいなとこで待ってたんですけど、そいつはほかの部屋で、30分も
経って出てきて。一緒に出てきたオバさんは「あなたもこの人の友達なら、このメモの人の所に
すぐに連れて行きなさい。私から電話しとくから。」と、紙切れを渡すんです。
ええ、実際、金は取られませんでした。
友達に聞くと、「子供の頃からのことをスバズバ言い当てられて、何か、先祖からのアレで、
呪われてるって…。私は何も出来ないから、この人のところに行けって…。」
私もそいつも、相当ビビって、メモにある住所は、まあ東京近郊だったんで、行ってみようと。
何とか院って、お寺みたいだったですけど。
でもそいつ、明日は用事があるから、明後日位に行こうかと言う事になって、とりあえずその日は
別れたんです。
そしたら…。
そいつ、翌日に、死んじゃったんですよ。
事故? いえいえ、病死―というか、突然。ポックリ病みたいな?
普段は寝起きがいいのに起きてこないから、親が起しに行ったら死んでたって…。
それも、後日にですけど、私には教えてくれたのは、凍死みたいな状態だったって。
そん時は確か5月か6月で、凍死なんて有り得ないでしょ?
でも、凍死の症状が出てたって…。医者だか警察だかに言われたらしいです。
親御さんには、大凶が立て続けに出た事、占い師に言われた事、などは言えず仕舞だったそうですが、
そんな経緯を知っている自分にとっては、友達が亡くなって悲しいと言う気持ちと同時に、いや、
それ以上に、そこはかとなく大きな闇…恐怖を感じておののいたそうです。
そして、現にその恐怖が現実にさだまさし似に降りかかったそうですが、それはまた別の機会に。