霊に勝る者」の別話です。

その同期が、某地区の地区担当事務所にいた時。若手は会社の借りたアパートに其々住んでいました。

ある時、一つ下の後輩が「アパートの部屋に幽霊が出る。」と騒ぎだしたそうです。

夜中金縛りに遭って目覚めると、天井に人の顔が浮かんでいると。

よせばいいのに、その後輩は上司にまで大真面目に「部屋を替えて下さい!」と談判しました。

案の定、彼はもっと田舎の事務所に飛ばされてしまいました。

その後、同僚同士で「アイツ、馬鹿だよな~。」と話していたら、ある夜、同期も金縛りに。

ベッド・サイドに誰か立っているので、良く見てみると…。

まっ金々の「鳥の巣パーマ」で厚化粧、豹柄のシャツに紫色のスパッツを履いた、小太りのオバハン。

同期は「何で俺の所にはこんな変な霊が出るんじゃ!」と腹を立て、金縛りも振払い、オバハンの腹を

ぼす!と、ぶん殴りました。

オバハンは消えましたが、拳には確かな手応えが残っているそうです。




翌晩、またオバハンが現われたが、今度は隣にや○ざの霊を連れて来たので、謝った。との後日談(?)も言ってましたが、ネタっぽいです。