「神田愛山 芸道50周年三夜連続独演会」 | まんまる日記-落語 演劇 映画 スポーツ観戦 読書の日々

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今日は寄席 明日は帝劇 昨日は丸ピカ ある時は後楽園ホール 雨の日には読書も

内幸町ホールで開催された

「神田愛山 芸歴50周年三夜連続独演会」

です。

約200人収容の会場は満員御礼。

ゲストも

鯉昇 喬太郎 三三と豪華。

私が選んだのは、鯉昇師がゲストの日でした。

師匠を聴くのも久しぶり。

 

開口一番は、田辺いちかさん。

愛山先生曰く

「いちかが出ると、男の客が来る」

初めて見ましたが、なるほど、可愛いらしい。

しかし、講談界というのは、すごい。

高座返しの前座さん 全員女性。

 

いちかさんは

「羽子板娘」

江戸で評判の美女 羽子板の絵にもなったお染が主人公。

年は、芳紀18歳。江戸っ子気質。

唯一の欠点は酒癖の悪いところ。

大名に見初められ、お屋敷奉公に上がるが

3年の期限を過ぎても、お暇がもらえず、

ついに怒り爆発!

いちかさん、酔態からの啖呵お見事でした。

 

愛山先生「鉢の木」

まずは自分史振り返り。

なぜ、講釈師になったのか。

弟子入りしたお話など。

講釈師は、修羅場(ひらば と読みます)から教わるそうで

最初に師匠から教わった「鉢の木」

これが難しいんだ。

落語家は、基本「寿限無」などですからね。

その違いに驚きました。

 

仲入り

 

鯉昇師匠

愛山先生とは、ほぼ同期ということで

思い出話。

演目は、「千早ふる」

モンゴル力士の竜田川が

南千住のロシアンバー チハヤニコフとカミヨスカヤの

ホステスに振られるという

鯉昇師十八番の1席!

 

トリは、もちろん愛山先生。

「三十三間堂誉れの通し矢」

この話の骨格は

「ダンディズム」

読む先生の姿もカッコ良かった。