シアタートラムで上演された
「カラカラ天気と五人の紳士」です。
別役実さんの作品。
もう長い間、演劇見ていますが、見逃して後悔したものも
幾つかあります。
そのうちの1つが、三木のり平さんが出演なさった別役実モノ。
当時は忙しかったので、なかなか日程が合わなかった。
といっても、別に1日ぐらい時間はあったはずなんですがね。
返す返すも残念。
あとは、間に合わなかった越路吹雪さんのロングリサイタル。
さて、「カラカラ」出演する五人の紳士は
堤真一 溝端淳平 野間口徹 小手伸也 藤井隆
そして、闖入してくる女性陣が、高田聖子 中谷さとみ
さらに、開演前から、なんとも不気味な音色が響いてくる
ヴィオラ奏者が徳高真奈美。
今回は、観に行く時間はたっぷりあったのですが
残念ながら、値段的に折り合わなかった。
別役作品は、大体1時間ちょい。
で、料金1万円ですからね。
メンバーが豪華なのは分かりますが ね。
主宰のシス•カンパニーさんにも1万円の重味を
もう少し考えて欲しいところ。
でも、配信で2千円で観られたので、良かった^_^
余談ですが、もう一つ驚いたこと。
この豪華メンバー
チラシ見ると、書いてあるのが、上記の順番。
正確には、小手伸也まて4人の名があり、女性陣2人入って
いわゆる止め名が藤井隆。
新喜劇でオカマキャラやっている頃から見ている私としては
隔世の感の思いです。
長くなりました。ようやく本題。
駅の掲示板がかかっているような空間。
五人の男が棺桶を抱えてやってくる。
小手がテレビの懸賞で当てたもの。
正確には
「アメリカの首都は?」という質問に
「ニューヨーク」と答えて貰ったハズレ1位の商品。
どう使うか。
野間口が死ぬことに決まる。
死に方などで大騒ぎしていると、
そこに現れたのが2人の女性。
男性陣の問いかけを無視して、持っているものを虫干しする。
両陣の会話は、全く噛み合わない。
やがて、女性たちは、青酸カリを持ち出して死のうとする。
これが、テレビ懸賞の正解部門の商品。
そして•••
お読みいただいても、何にも意味が分からないでしょう。
不条理劇だから仕方ない。
実際、映像観ると、なかなか面白い作品です。