東宝シネマ日比谷で上映中の
「アイアンクロー」です。
私と同世代の男性なら、このタイトル見ただけで
誰の話か分かると思います。
(誰やらの言い方真似すると、分からないやつとは付き合いたくないねってなる。
誰だっけな、こう言ったの?)
「鉄の爪」で一世を風靡した
F•V•エリック一家のお話。
子供の頃見た、馬場とエリックの激闘は、はっきり覚えています。
エリックの大きな手が、馬場の顔面を鷲掴みにしようとする。
その手を必死で抑える馬場。
凄い迫力でした。
時を経て、4人の息子たちが、父親の後を追って
プロレスラーになる。
正確に言うと、長男は幼い頃事故死しているので
次男から5男までがプロレス入り。
皆、将来を嘱望されていたが、特に期待されていたのが
3男のデビッド。
「未来の世界チャンピオン」は間違いない
と言われていたのだが、
1984年、来日した時、シリーズ開幕前、ホテルで客死してしまう。
このシリーズでは、天龍源一郎相手にタイトルマッチを行う予定だっただけに
天龍ファンだった私も、大変驚きました。
映画は、ただ一人生き残っている次男•ケビンを中心に
描かれている。
ケビン役のザック•エフロン
レスラーとしての苦悩
兄弟を失う寂寥感
などを見事に演じてくれました。