歌舞伎座「狐狸狐狸ばなし」 | まんまる日記-落語 演劇 映画 スポーツ観戦 読書の日々

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今日は寄席 明日は帝劇 昨日は丸ピカ ある時は後楽園ホール 雨の日には読書も

まずは、昨日の答え

 

くまのプーさん

 

でした^_^

 

さて、先月に話は戻ります。

歌舞伎座の一幕見へ。

「狐狸狐狸ばなし」観てきました。

北条秀司さんの作品。

昭和36年初演。

当時は、歌舞伎ではなく、山田五十鈴 森繁久弥 一七世中村勘三郎 三木のり平らの

出演で行われたということ。

歌舞伎では、先年亡くなられた勘三郎さんが得意としていた演目。

私は、ケラが演出し、篠井英介 ラサール石井らが出演した

舞台を観ました。

もう20年近く前の話です。

 

舞台は、江戸•吉原。

かつて上方で人気女形だった伊之助(松本幸四郎)

今は、手拭い染屋。

恋女房のおきわ(尾上右近)と、使用人で、ちょっとオツムの弱い又市(市川染五郎)

と3人暮らし。

伊之助は、明けても暮れても「おきわ おきわ」

おきわの方は、役者時代の伊之助には惚れ抜いていたものの

今は、鬱陶しくて仕方ない。

生臭坊主の重善(中村錦之助)と、良い仲になっている。

伊之助、それを知ってか、知らずか、おきわ狂いは増すばかり。

ある日、ついに、おきわは、伊之助を毒殺。

やれ、嬉しや と思ったら、

幽霊になった伊之助が•••

 

さすがに、北条先生の作品だけあって、良く出来ています。

森繁&三木のり平コンビで観たら、さぞおかしかったでしょう。

普段は、眉目秀麗たる染五郎が、ちょっとおバカな役を

そつなくこなしたのは、さすが!