少しためらったものの 捻挫の治療にいつもの病院へいく。
そこは女先生が一人 高校からの仲良しさんと切り盛りしている整骨院。
頑張り者のパワー全開で、いつも沢山の患者さんで賑わっているんだ。
駐車場に車をとめて、コートを着て…モタモタしているうちに、1人また1人と病院に入っていく。
私のほうが早くついていたのにぃ

がっかりしながら、私もあとに続く。
靴を脱ぎながら 院内に目をやると、あ 若いカップル

男の子の方は、お尻のポケットにチエーン付きの革財布を入れ、キャップをかぶり シルバーのネックレスをしている。
今どきのその彼は、椅子に腰かけると急須の蓋をあけ 茶筒のふたを開け な、なんと


しかも、待合室にいる全員分のお茶碗を並べて ゆっくりと
私と言えば
ただ只 おろおろしているだけで、、、あー


お茶っこ 寒いから、どうぞ

その何気ない自然な降るまいに、私はとても恥ずかしくなったよ

もし 私が先に院内に入ったとしても、お茶をいれたりはしなかった。
なんて優しい彼
3月に卒業し、介護の仕事に決まったんだって。
ありがとう。美味しいよ。
そう言うのが、精一杯だったけど 本当はもっと言葉をかけたかった。
どうか、これからも
この優しい心を失うことなく
頑張って

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