きょうのニュース速報。にわかに世の中があわただしくなってきた。
そうでなくても、年末はいろいろ気ぜわしいのは毎年のことであるが、
今年はそれに輪をかけることになりそうだ。
さて、ここであらためて震災の被災地に目を向けていただきたい。
2回目の年末をむかえるわけだが、
そして、世間では毎日のように「復興」という言葉が使われているが。
被災地では今なお県内千数百名の行方不明者の捜索が続いている。
地盤が低下したために、いまだに水がひかない地域があり、本格的な捜索活動に支障をきたしている。
小さな、もちろん人の住まないような島に人の骨が流れ着く。
亡くなった人たちばかりでなく、
命は助かったものの、不自由な生活をしている人の数は多くにのぼる。
そして、いわゆる震災関連死へと向かいつつある人たちがいることも忘れてはならない。
住宅を、食生活を、医療を、学習教育の場を、職と収入を、交通手段を。
狭く寒い不便な住居で暮らす人たちのことを。
復旧さえままならない状況のなか、
街中では〇〇復興フォーラムのような行事が開かれている。
現実とかけ離れていると感じざるを得ない。
つづく…