こんにちは。無事にホテルに戻ってブログを書くことができました(笑)。今日もお陰様でベネチアの天気は快晴、日中の気温はまたまた27℃にまでなりました。
●イタリアの自動券売機で切符を買う
電車に乗ってベネチア島へ向かいます。昨日は所持しているユーレイルパスが有効だったのですが、今日は別に切符を買う必要があります。例によって券売機ネタですが、イタリヤの券売機は難しいというか、慣れないと混乱します!
画面に触れると、冒頭、今までの国にはない〝(購入中にも)スリに注意してください〟と音声と画面で注意喚起されました。(youtubeなどでも動画があがっていますが、本当にイタリアはスリが多いのですね。)他の相違点として、行先を選ぶと列車候補が表示され、どれか選択しなければなりません。画面一番上に上がってくる候補が最先発のようなので、その便をタッチ。次にカード決済を選択すると〝暗証番号を押せ、押せ〟とアニメーション動画が入力を促します。
ところが暗証番号を入力し、しばらくするとカードリーダーには〝承認〟と表示されるのですが、アニメーションは〝押せ、押せ〟といまだに動いています。「入力エラーか?」と不安になった頃〝切符印刷中〟という表示に変わりました。「なんだ、よかったのかー」とホッとするのも束の間、これまたパッパと切符が印刷されて出てこない。「どうした壊れたか?」と思う頃、静かに発券されました(笑)。結局ベネチア滞在中4回切符を購入しましたが、少し慣れてきた4回目の所要を計ってみたら、隣の駅までの切符1枚買うのに1分半かかりました。初めて購入する時は(言い切りますが)絶対1分半では買えません!なので初購入の際は、先発便を選択すると乗り遅れるかもしれませんので、次発以降の時間に余裕ある列車を選択するのが賢明です。(難儀している方を多く見かけました。)また、“もしわからなければ、駅の職員に尋ねるように”と当たり前の内容が表示されますが、親切を装った人が機器操作を教えながらスリをしたり、金品の見返りを要求したりすることがあるようです。
それにしてもこの切符、隣駅まで(1.4€)の各駅停車なのに無駄にデカい!
ベネチア駅に到着しました。乗って来た電車です。普通列車ですが、やっぱりヨーロッパの電車は大きいですね。
ところで、よく見ると日本企業製であることがわかります。
●ベネチアをまわる
さて、これから島内を巡ります。まず駅前から水上バスに乗って島の奥まで行き、街歩きしながら駅に戻る作戦です。駅から歩いて奥まで行って、疲れた所で水上バスで帰ってくるという戦法もありますね(笑)。地図(グーグルマップから抜粋)の赤いポイントが駅です。ここからサンマルコ広場行きの水上バスに乗ってみます。(ちょうど地図上のSAN MARCO と書かれたアルファベット最後のCO付近が船着き場です。)複数路線が運航されていますが、島を貫く駅から逆S字のような形の川を行く船に乗って両岸の景色を見みようとこの航路をチョイスしました。
駅前にある切符売り場窓口です。
券売機もありますが、買い方がよくわからなかったので、ここで行先を書いた紙を提示して購入しました。値段は9.5€。ま、安くはないですね。ただ、よくよく表示板をみると、実はどの行先も9.5€で75分間有効。その間に乗り換えができるそうです。1日券や2日券等もありました。
1回券をタッチして入場。
結構並んいます。結局20分位待ちました。右側はベネチア住民等の優先レーンです。
船がきました!乗船。最後方に陣取りました!
駅前から離れていきます。風が気もちいです。
いやー、川の路地です!
だんだん写真で見たベネチアっぽくなってきました!
ベネチア名物ゴンドラです。ゴンドラ乗り場は至るところにありました。ある所は並んで待っているなーと思ったら、ある所では、客待ちしているゴンドラが結構いました。街歩きを続けながら、すいている乗り場を見つけるのも手ですね。
30分5人まで80€。夜は35分100€らしいです。
まもなくサンマルコ広場終点。ここから街歩きをはじめます。
早速路地です。
路地には全て名前がついているようです。住所の役割ですね。
ある路地を入ります。
その奥を曲がってみます。
更に曲がります。すると・・・
素敵な行き止まりでした。
橋の上から
ベネチア島でも給水ができます。(今のところ体重計は見当たりません!)このような給水ポイントは街のあちこちにありました。観光客がペットボトルに入れている光景を見かけます。
犬も水分補給していますね!
一方、出すほう(笑)ですが、個人的には駅と他に1,2か所しかみあたりませんでしが、情報によるともっと数はあるようです。料金は駅が1€でカードも使えましたが、私が見つけた島内の1か所は1.5€でコインだけでした。
●今日のお昼
この旅3度目のマクドナルド。サラダにイタリアらしくオリーブオイルがついていました。
●夜の部
●きょうのイタリアおビール
●to-ruのバックパック的ベネチアの歩き方
「日差し対策」
この旅には長袖シャツを2枚持ってきました。1枚は汚れが目立たない紺色、もう1枚は日差しが強い時用の白の長袖です。今日は間違いなく白。更にお年頃なので日焼け止めを使用、少々〝バカ殿〟気味です!ちなみに日傘を差している人はいません。昨日、中国の方がさしていたのを見かけたのみです。在日スペイン人女性の話では、「日本ではさせるけど、スペインに帰ったら恥ずかしくてさせない。」と言っていましたので、ヨーロッパでは日傘をさす文化はないようです。
「あえて道に迷う」
時間はあるので、ゆっくり、じっくり、あてもなく歩いてみました。たまにスマホの地図で自分の位置を確認して、迷子を楽しみました。ちなみにスマホは機内モード。GPS機能が使えるので、バッテリーセーブにもなりました。
「荷物考察」
島内には、趣きのある建物のホテルが多く、島内宿泊は人気があります。
しかし島内はたくさん橋があり、舟が通るためどれもアーチ形が多く階段を伴っているので、大きな荷物を持っていると大変です。
この方は2個ですがまだ小さいほうです。何が入っているのだろうと思うほどのスーツケースを両手に持っていた旅行者は、2回にわけて運んでいました。ちなみに、ベネチアの駅前には営業許可を受けたポーターさん(オレンジベスト着用)がいます。
民間の荷物預り所の立て看板もありました。
個人的には、たくさん荷物のある方は、ひとつ手前の駅のホテルがお勧めです。駅前に複数ホテルがあり、やはりベネチア旅行者も多いです。特急も止まります!
「オーバーツーリズム」
小道に入ると一層ベネチア島に住む方々の生活を感じることができます。ベネチアに限らず、アパートの窓から洗濯物が干してあったり、家の前に子供の遊具が転がっていたりする風景は、その地域の生活を感じることができて、好きなシーンなのですが、あまり奥に入り込んでしまうと観光地とはいえ、住民の方に迷惑がかかるなと感じました。上記に〝素敵な行き止まり〟と書きましたが、住民にとっては〝迷惑な侵入者〟となりえることもあり、配意して歩いたつもりですが、十分であったかはわかりません。
この旅を始める前に、このような報道もありました。
伊ベネチア 観光客数を抑えるため入場料徴収へ 1日5ユーロ | NHK | イタリア
今日もお読みいただきありがとうございます。
ベネチアは街全体がシャッターチャンス!いつでも、どこでも、誰でもチャンスを逃すことはありません。撮影技術いらない、構図いらない、間違いない。素敵な街でした。
明日は同じイタリアのフィレンツェに移動しますが、出越して(乗り過ごしてではありません!)行きたいところがあります。凱旋門のように写真でしか見たことのなかったあの建物・・・また「あーここまで来ることが出来た。」と実感できそうです。