へんなタイトルで申し訳ありません![]()
プロの通訳さんが会社にいらしたときに、”当社では、全て訳してもらう必要はありません。二度同じことを話していても、まとめてください。”と依頼しました。(もちろん、もう少し柔らかく丁寧にご説明はいたしましたよ↑)
彼女は、びっくりした様子ではありましたが、クライアントである私たちの要望に応える姿勢を見せてくださいました。
”そうなんですね(びっくり)、先に教えていただいて助かります。通訳者は、話し手と同じことをしゃべるように言われてますので”
先日まで、聞きやすい通訳について私なりのアマチュアな考え方を述べてきましたが、書きながら一方で違う考え方もあるのではないかと思っていました。それが、まさに彼女の発言に表れています。A=Aと訳すこと。
極端にいうと、話者に乗り移ったような通訳のほうがよいという考え方もありうるということです。むしろ、そのほうが主流なのでしょうか
私は、専門家ではないのでわかりませんが・・・。
話者が怒った時には怒ったように
話者が嬉しそうな時には嬉しそうに
迷ってしどろもどろのときはえ~っと言いながら
焦って早口の時はそのように
こうすることにより、必ずしも聞きやすい通訳にはなりません。しかしながら、話者の雰囲気や人となりがよく伝わるのかもしれません。
社内通訳をしている立場としては、過激すぎる発言をマイルドにしたり、言葉の裏にあることも補足するように気を回して余分なConflict(いざこざ)は避けたいと思ってしまいます。
しかし、たまには言いあってこそ、わかりあえることもあるかもしれません。話者と同じように訳してこそ、その人のPersonalityもわかるのかもしれません。
どれがよいかといわれると一概に言えない部分でもありますが、ケースバイケースで使い分けることができればベストなのでしょうか![]()