先日、聞きやすい通訳についての記事を書きました。


その一つが、

せかせかしすぎず落ち着いて聞ける日本語

…話者が早口だと特にそういう傾向になりますが、忘れないうちに早く訳さなきゃ!っと焦って次々と訳してしまうのです。




同時通訳であれば、そうならざるを得ない部分がありますが、逐次であればその必然性は低くなります。別の言い方をすると、そのようなアウトプット(通訳)を避けなければなりません。



ここで、断定していいものかプロではない私は考えてしまいますが、聞き手のことを考えるとそうなのかなぁと思います。



ドイツ語の通訳の先生の中には、コアな部分さえ伝わればいいとおっしゃる方もいます。たくさん話して例を取り上げて話す人がいても、通訳者はその人の言いたい部分を伝えることが一番重要だという考え方です。



そうなると、それほど長い時間を取らずして要素を伝えるために、急がなきゃ!という気負いが少なく焦らずに伝えることができると考えます。



ただし、全て正確に訳すのがベストで目指すべきところであるのは疑いのない事実です。彼女は優先順位を指摘していて、コアな主張部分が大事ですよということですね。



1.重要な主張をとらえる

2.例を含めた細かい部分をとらえる