今回は人を呼ぶのは憚られるし、配信もあるから、出来るだけネタバレない様にとは思うものの、中々難しい


二つのverを観てより深みを増したローヤの休日。

女囚vを切なさと丁寧な可愛らしさとするなら

ゲキバカvは荒々しく笑いのゴリ押しと言うべきか。


私は、ゲキバカvを先に観劇。

衝撃的なお色直し(笑)どんどん肌が露わに!?目のやり場に若干困って散りばめられた言葉の疑問が掻き消されていく。

そうして迎える衝撃的なラスト。

なんともいない驚きで唖然とした。

そして、二度目、散りばめられた伏線の数々、衝撃に惑わされな様に端々の言葉をきちっと聞き取っていく。

コレは彼の精神なのか、誰かが予め仕組んだ事なのかと疑いを抱く。

冷静になるほど謎の部分が増えていく怖いシナリオだなと思う。


そして、女囚v観て始めて気付いた部分や、ストーリーの違いをドキドキと見守ってどちらも深く息を吐く。

女囚の方が気持ち救われる感じがしたのは私だけかな

謎が謎のまま、それが良いと感じる程に切なくて


取り敢えず、ローリァ(ローヤ??)の曲がトラウマになりそうに耳から離れてくれない。

女囚のは、切なく美しさはずっと観ていられる寄り添いたくなる様な

ゲキバカのは…………命の叫びが切ないのにっっ!笑いを入れんといて!と肩をふるわさせられ、まさに嵐の様

しかも、某看守さん(二役らしい?)が静かに鷲掴んでいくから、もう色々忙しい。

正に俺を見ろの闘い。

女囚vで署長(何故)出てきてくれるのかと期待しまくってたなんて言わない。署長さんのあの低いセクシィ?声のインパクトは中々だと思う。

お風呂ダンスシーンは女囚のかわゆさ特に足にはやられるかわいい!!

本当可愛いのだ。近寄って蹴られたい感じ?

お着替え、そうよね、時間が掛かるよねって客席の見守り感と、署長へのお仕事ご苦労様ですと敬礼したくなる感じが好き。

一方ゲキバカのは物理的に気絶しても起こされ、殴られる気分なのは言わずもがな


大元は同じストーリだけど、まるで鏡の様だったり、全く違ったりで、他では体験しない観劇に、不思議な感覚に襲われる。


署長の性格も根本はあまり変わらないのに、まるで違う、割り切った心の在り方が実に切なく優しい。


看守にいたっては、全く異なる性格、それなのに、最後に別れた川が一本に戻る様に繋がっていく切なくそして一生懸命さが辛い。


10072人は無垢なかとすればあどけなさを残すのに、ドス黒い瞬間を持ち、二つのバージョンを強く繋いでいる。誰もが持つ多面性を色濃く持っていて


リーダーの2人はそれぞれにかっこよくて流石と言わざるを得ない、お色気対決

や端々の笑を掻っ攫っていく。

中日のちょっとしたトラブルも全てアドリブに取り込んでしまう鬼才たち。


音楽家の2人が真逆の音楽性なのに、時折聞かせる「声の色」がゾワっとする。

真っ直ぐと夢を抱く様を滑稽には感じない魅力と、声量。


天才の2人は、道化の似ていない兄妹といった感じなのに、あの独白で深淵を覗いたような感覚に落ち入る。まるで真の同一人物なのかと思う程に間合いから表情まで重なる様に視えて催眠をかけられた気分だった。

総ての言葉に意味を持ち、全ての謎は謎のまま。


ダンサーの2人は、誰も彼も運動量が半端ない中で更に凄まじい。正に体当たりの演技と、キャピ可愛いねってなっていく笑

リーダーでは無いけど、あぁ、愛おしおき存在となってるよと生きる事を苦しさと共にぶつけてる

最後のリーダーへのセリフと実際の行動が違うのはフェイクなのか、これも謎のままだ。


ゲキバカのシナリオは生きる事への再確認をしている気持ちになる。

それはしんどくて、優しくて、苦しい。


織りなす色々が難しい時期だけど、行ってよかって思えるから、本当この崖っぷちのご時世で泣きそうに笑えるなぁって思うのだ。


さて!千秋楽は締切ごめんになっているけど、配信はまたあるから、ぜひぜひお勧め。

非常事態宣言で表出れないから囚人の気持ちで観るのも一興かと(*´`*)


ご挨拶は出来なくて、そそくさ帰らねばならないけど、顔を知るスタッフさんや観劇仲間さん達を見かけてほっと気持ちが軽くなる。

エア面会でほんの一瞬でも、目を合わせ涙が滲む。

まだまだ大変。なかなか出所できない世の中だけど、観劇の力まざまざ観ました!!


さぁ!この後の千秋楽も楽しんできます!!