零戦を見に、遊就館に行ってきた | とーも るーむ

零戦を見に、遊就館に行ってきた

お久しぶりです。

さて、更新するする詐欺もいいところですが、本当気まぐれで動いていて申し訳ないですが、今回はミニカーとは関係ない記事になります。

というのも、先日某大学のオープンキャンパスへ行ってきた帰りに少し寄り道してきました。
靖國神社 遊就館という場所です。九段下駅出ますとすぐです。

せっかくなので記事にしてみようかな、という気分になったわけでした。

靖国神社自体来るのははじめてでした。
テレビなんかじゃ、政治的な話題でよく挙げられますが、雰囲気は普通の神社です。当たり前ですが。


土曜の午後でしたが、それなりに人が居ましたね。
とりあえず参拝を済ませまして、本題、遊就館へ。


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遊就館(ゆうしゅうかん)は、靖国神社 境内 に併設された同社の祭神 ゆかりの資料を集めた宝物館(博物館法 の適用外)。幕末維新期 の動乱から大東亜戦争 太平洋戦争 )に至る戦没者、国事殉難者を祭神とする靖国神社の施設として、戦没者や軍事関係の資料を収蔵・展示している。1882年 (明治15年)に開館した日本 における「最初で最古の軍事博物館」[1]
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Wikipediaより引用(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8A%E5%B0%B1%E9%A4%A8)

一番の目的としては、展示されている零式艦上戦闘機52型の実物を見ること。
それ以外にも、興味のあるものが多くあったため、2時間近く時間をとって(公式HPには平均1~1時間半とあったので)行ったのですが、・・・結果的には全然足りませんでしたね。
オープンキャンパス帰りだったのでこれ以上早く来ようとしても難しかったので、仕方ないですが。

玄関ホールにある零戦などは拝観料を払わなくても見れ、撮影も可能です。
それ以外、展示室は中学生以上有料なのですが・・・夏休みに限って、中高生は無料!ありがたく、展示室まで回らせてもらいました(お金払ってでも入る気満々だったけどね)。ちなみに撮影は不可。


展示内容について語るなんてことは僕には荷が重すぎるんでしませんが、うーむ。本当、すごいところでした。
一つ言うとすれば、展示室の終わりの方、大東亜戦争が取り上げてられているのですが、特別攻撃へ向かう方々の遺書や家族へ向けた手紙とか・・・そしてそこから、大型展示室で待ち受ける特攻兵器等々・・・。かなりキます。

大型展示室はそんな感じのつながりもあり、ウホウホ興奮して兵器を見る気にはなりませんでしたが、彗星艦爆、回天、陸奥の副砲、桜花のレプリカなど・・・見れたのはやはり、得るものがありました。

1/50の大きな翔鶴の模型もあり、甲板には艦載機が並んでいました。それを見て「わー、こんなにたくさんの零戦が載ってるんだー!」「この中で1600人も働いているの!?」という声が聞こえたのが印象的。僕がこういうモノに興味を持ってまだ少しですが、そのきっかけは、ずばりこの時代の海戦について知ったことでした。半世紀以上前の日本が、飛行機を飛ばすためだけの船を何隻も持っていて、そしてその船から飛ばすための飛行機を作り、運用していた。これは、知っているなら当たり前のことでも、完全に教科書知識しか持っていなかった自分には衝撃的すぎました。それから、この時代の軍艦、航空機の魅力にすっかりハマって行くことになります。

インターネットの情報を集めて学ぶのも楽しいのですが、やはりここのような場所でインパクトある「発見」ができるのって、素晴らしいんじゃないかなあって、感じました。
零戦の模型を見て「あ、これ、B29でしょー?」と言う僕の母にも、何かいい発見の機会が来るといいのだが・・・

艦船模型も多く置いてありますから、それ目当てででも、艦これ提督さんが行って楽しめると思います。僕も似たようなもんですが。(たぶんそれを見るだけでは済ませられないけど)


閉館時間ギリギリまで粘っていたせいで、おみやげ屋さんは閉まってしまい何も買えませんでした(笑)


それでは、玄関ホールにあった零戦52型の写真を少々貼っておきますね!


この時代の航空機は好きなのですが、まだ実物をこの目で見たことがなかったので、入ってすぐ目に入った時にはものすごく感動しました・・・。


ある程度デカイものって、デカイのがわかっていても写真などだと実感しづらいもので、わかっていても「ここまでデカかったのか!」と感じてしまいました。



デカイものほど、どこか一点に注目して観察することは新鮮だと思います。


特にこのあたり。主脚の構造。すごく見ていて楽しかった。


ちなみに、ぶっちゃけてしまうと、どちらかと言うと陸軍機の方が好きな機体が多いです。
一番好きなのは、三式戦の飛燕ですね。そんなわけで、受験が終わって大学生になったら鹿児島まで見に行きたいと考えてます。



戦争というのはどうしようもなく酷いもの。
しかし、戦争という大きな闇に飲み込まれていて見えづらいからと、昔の日本の人々がこの国を守るためにした苦労、努力、その成果、結果。僕はそれらをいっぺんに否定するのはしちゃいけないことだと考えてます。
これらを肯定することが、イコール戦争を肯定することじゃないというのを、多くの人にわかってもらうためにも、沢山の人に遊就館には訪れてもらいたいものです。