かもめ、終わってしまいました。心にぽっかりと穴が・・・
楽しすぎた数日間だった。夢のように楽しい日々でした・・・(ToT)
正直、「かもめ」は難しいお話だと思っていたので、自分に理解できるかなーとちょいと心配でした。
戯曲も、読まず。ていうか読めなかった・・・まず登場人物の名前の複雑さと多さを見た時点で、こりゃむりだーって。
なのでおおまかなあらすじだけ頭に入れていきました。
でもそれでもお話は大体わかりましたよー。
で、1回目見た後にパンフをじっくり読んで、登場人物の相関図をしっかり頭にいれていったら、
次からはよーくわかりました。
私は、ハマりました。正直、こんなにハマるとは。
あ、これ、脳男の時にも思ったな。
私は不幸な話がすきなのだろうか(^_^;)
でも脳男にしても、かもめにしても、考えさせられる部分がおおいというか、
いろんな解釈の仕方がありますよねー。だから面白いんだろうな。
では、私の観劇の感想を。あいまいーーな記憶を掘り起こして書いているので
違うとこもあるかもしれません。ゆるーーくみてくださいね(-.-)
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まず、カテコについて。
(カテコ・・・出演 者や演出家が舞台 上に現れ、観客 に挨拶 を行うこと。・・・とあるので、舞台上に立って挨拶をした回数でかいてまーす)
10/5(土)ソワレ カテコ3回 ・・・カテコの時も表情が固いとは聞いてたけど、でも、本当に険しかったのー!役が入り込んで、というよりは、なんか納得いってない??みたいな表情に見えて。勝手な私の解釈ですが。
10/7(月) マチネ カテコ4回 ・・・表情は前回よりは穏やか。ちょっとゆるんでたかな。ちょっとホッとしました。
10/7(月) ソワレ カテコ5回 ・・・お誕生日おめでとうムードもあり、拍手も鳴り止まず。5回目登場の時は、斗真さんはみんな続いて出てくると思ったのになかなか出てこなかったので、上手下手をみてきょろきょろしてました笑。出てきてくださいよ、って感じでキャスト全員出てきてお辞儀。しのぶさんたち的には、斗真一人でいかせようとしたのかな。でもそこは謙虚な斗真さん。ありがとうございますのお口。
10/8(火) カテコ4回 ・・・表情は穏やか。いつも通り2回目で眼鏡を外す。この日は髪を書き上げる仕草。3か4回目で「ありがとうございます」のお口。
10/9(水) 大千秋楽 カテコ5回 ・・・2回目で、斗真が右手を挙げ、下手よりケラさん登場。はけるとき、ケラさん、後ろから両手を斗真の肩に置き、押しながら電車ごっこみたいな感じで下がっていく。斗真笑ってたかな。5回目では斗真がしのぶさんたちと打ち合わせをして?、全員で手をつなぎ、両手を挙げて、お辞儀。斗真はお手ふりはなかったが両手を合わせ、「ありがとうございます」のつぶやき。下がるときに前髪をかきあげる仕草がおっとこまえ。今回は、膝に手をついてのお辞儀じゃなかったなー。(メガネ持ってたからかな?)
私は、このカテコの始まる瞬間が好きです。舞台が悲劇的な終わり方をした後暗転し、音楽が流れ始め、突然明るくなった舞台にキャスト全員が並んでいる姿がとても迫力ありました。
あのカテコの時の音楽が、すごく印象に残っています。あたまをいまでもぐーるぐる。
んじゃーつぎは舞台の(主に斗真の)感想。
・コスチャの髪型はほんときのこでかわいい(///∇//)東京の時よりは伸びていたんだろうけど。
・ニーナとのチュウは、たどたどしい感じで。かわゆい。萌える。あ、私は初めて生ちゅーみたーー!
・ニーナが劇をしている向こうで、身振り手振りでニーナに演技指導するシーン、大好き。
コスチャ、無駄に動きが綺麗ww手がながーいうつくすぃー。
さむい、さむい、さむい。むなしい、むなしい、むなしい。こわい、こわい、こわい。
このセリフをこんなコミカルにできるって、演出ってすごい。
・包帯のシーン。ここは毎回ニヤニヤして見ました。
包帯日によってうまく巻けたり巻けなかったり。ちょいちょい小ネタ入ってるから、ここもママがコスチャの
目までぐるぐる巻きにするのかと思ったら、それはなかったww
それにしても、ママにぎゅって抱き着いて、「ぼくは子供のころに返ったみたいに、ただもうママに甘えたいんだ」・・・って かわいすぎるやろーーー!!!母性本能くすぐられまくりです。なんとかしてよ。
・コースチャvsアルカージナの親子の戦いが、日に日にヒートアップ。
途中からアルカージナは蹴りが入りだし、コースチャもそれを受ける受け身が大きくなっていった。
飛ばされ方も大きくなって行って、前に置いてある椅子にぶつからないか、けがしないかドキドキ。
8日は、飛ばされた後、さらにどつかれて??、コースチャ後ろのセットの壁にぶつかる。
壁がゆらゆら揺れるし、壁が倒れてくるんじゃないかと本当にヒヤヒヤしました。(糸でつられてたみたいだけど)
椅子も投げた位置によって邪魔になってたり、当たってけがしやしないか、そのあとのトリゴーリンがアルカージナに投げられるシーンも、萬斎さんいつ舞台に落ちるかと、あそこ一体が、私は笑いつつも常にドキドキしてみてました。
「便所コオロギ!」で泣き崩れるシーン、私はいつもうぬぼれの長瀬くんを思い出しまーす(^_^;)
お互いチュッチュチュッチュして、かわいすぎる―。いじける姿がかわいいのよー、コースチャ。
ほんとよしよししたくなる。私のかわいいこーすちゃーーーー!!!
・みなさん萌えシーン。たばこのシーン。
煙草に火をつける仕草が美しい・・・ふーって息を吐き出してから話し始めるんだけど、一連の流れが綺麗なのよー。美しすぎてにくたらしいぞ。
・トレープレフ、一人になって、苦悩する場面。
苦悩がぐいぐい伝わってきました。そこからニーナとのシーン。
トレープレフが、ニーナの言葉によって絶望の淵へと追いやられていくさまがよくわかりました。
ニーナはなんのために戻ってきたのだろう。ただ懐かしくてあそこに帰ってきたの?
コースチャは、ニーナが戻ってきてくれたと信じていた。いつもニーナのことを考え、ニーナがいなければもう書けないところまで追い込まれている、そこへ決定的なあのニーナのセリフ。
にっくきニーナ、という感じだけど、私は実はそこまでニーナのこと嫌いじゃなくて。
自分の思いに素直すぎるというか、相手の気持ちを思いやるところまではいかなかったんだろうね。
みな自分のことでいっぱいいっぱい。
コースチャは孤独だ孤独だ、というけれど、コースチャを愛している人は周りにたくさんいるわけで。
ニーナの愛を得ることはできなかったけれど。ママの愛情もすこしゆがんではいたけども。
マーシャはコースチャのこと愛していたし、ポリーナだってコースチャのこと気にかけていた。
ドールン先生はコースチャのことを理解し、期待していたし、なによりソーリンおじさん。
ソーリンおじさんはコースチャのこと本当に心配していた。
二人がお互いに優しい表情で微笑みあうところとか、本当に大好きです。
でも、そうじゃないんだろうな。ほかの人に愛されても、自分が愛してほしい人から愛してもらえなかったら
だめなんだろうな。
トレープレフが自殺した後、どうなったのだろう。
ニーナは。アルカージナは。マーシャは。
マーシャが、「肝心なのは、あの人が目の前から見えなくなること」というセリフがありますが、事実そうなったわけで。あのセリフもその後をにおわせているのか、ぞくっとしました。
あと、自殺したとわかったときのソーリンおじさんの悲しい目。
最後ドールン先生がトリゴーリンに事実を告げた後、トリゴーリンがアルカージナに目線を送る。
二人にスポットライトが当たり、マーシャの言葉でゲームが再開されたところで幕は下りる。
アルカージナはあの瞬間、真実を知っただろう。そのあとどうしたのだろうか。
いろんな考えがぐるぐるめぐります。
私は舞台というものは、斗真ファンになるまで全く無縁の世界で、初めて見たのがミシマダブル。
そしてそれ以来の観劇だったので、舞台について何も語れる立場ではございません。
それでも、今回の「かもめ」は面白いと素直に思いました。
まあ、小ネタがちりばめられているからかもしれないけど、私は好きです。(正直ミシマより)
場面転換も素敵だし。流れるように、キャストの皆さんがセットを動かしていく姿は何回見ても
綺麗です。
今回は、上手、下手、2階席、前列、後列とばらばらにいろんなところで見れました。
見る場所によっていろいろ発見ができるので、楽しかったです。
それにしても、久々に見た、生、斗真君。きれいな顔。本当に。人間国宝。
双眼鏡でアップしようが、前列で肉眼で見ようが、なにしようがきれいなもんはきれい。このやろうっ!
ただ、コースチャの登場シーンは、照明が暗いことが多かったのが残念。
一回くらい、コースチャにも明るい日の光を浴びてほしかったなーーー。
そして今回は、たーーくさんのトマ友さんに会えて、本当に楽しかったです。
時間がなくてちゃんとあいさつできなかった方もたくさんいるけども、
みんなで斗真くんの舞台を見、誕生日を(心で)祝い、千秋楽まで見届けることができたこと、
感謝です。
7日に丸1日自由にさせてくれたダンナさん、娘を預かってくれた友達たち、本当にありがとう!
しばらくはかもめロスから抜け出せないだろうけど、余韻に浸って暮らします。
そして、斗真君、キャストの皆様、本当にお疲れ様でした。
斗真君、また次の舞台、楽しみにしてるよ!(^^)!