しょうの美味しい毎日♪

しょうの美味しい毎日♪

いろんな所で食べた美味しいものたちを紹介します☆

礼文島でチェックしていたお店は海鮮処かふかさんとあとい食堂さん、そして今回お邪魔した「炉ばたちどり」さんである。
 
あとい食堂さんは車でしか行けない場所なので、実質二択なのですが、ホッケのちゃんちゃん焼きという物珍しさに惹かれてこちらのお店を選択。ちゃんちゃん焼きといえば普通は鮭をイメージする。どんな感じなのだろうか。
 
○炉端ちどり
13時前にお店に着いたときには外待ちが1組3人だった。店内は空きがありますが鉄板席は埋まっているみたい。ちょうど良いタイミングだったのか後からずんずんお客さんが来ていてすぐに行列となった。危なかった。
 
しばし待って先客待ち組と一緒のタイミングで店内へ。
 
お店の中は綺麗目な食堂といった感じの雰囲気でしょうか。大将は大分お歳を召されているようですが雰囲気は良さそう。
 
○メニュー
 
 

ラーメン、丼物、鉄板焼きなどのメニューがありますが、ここは迷う事なくほっけのちゃんちゃん焼き定食で決まり。焼きつぶ貝を頼もうか逡巡しましたが、ここに来る前におやつで食べていたので今回はスルーしましょう。
 
前に並んでいた人達はビールを飲んでいる。良いなぁ。稚内に戻った後に車を運転しなきゃいけないので我慢です。
 
ちなみにうに丼は9,500円・・・。
 
◯ほっけのちゃんちゃん焼き定食 1,600円

 

 

 

注文後にまずは大きめの生ホッケが到着して網の上に乗せられます。焼けるまで時間がかかりますが、この待ち時間は期待に焦がれてウズウズしてしまいますね。

 

お店の人いわく尻尾の方から焼けてきて身がほぐれるようになったら食べごろとのこと。炭焼きの前でジリジリと待ちましょう。

 

徐々に火が通り食べ頃になったら身の上にある味噌をつけていただきます。そしてこの味噌が美味しいんだ。柔らかくて香ばしいほっけの身と甘旨味噌が合う。前評判に偽りの無い美味しさ。

 

食べられるゾーンが徐々に広がっていってそのたびに箸を進める。味噌につけてはご飯に乗せての繰り返し。一心不乱にホッケと味噌とご飯に向き合いましょう。

 

○皮

最後はカリカリになった皮を煎餅感覚で食べる。水分がすっかり抜けて皮はもうパリパリ。好みはあるかもしれないけど、旨味が凝縮している皮は個人的には逸品でした。

 

午前中に乗った観光バスのガイドさんもおすすめしていたちどりさんのほっけに大満足。炉端焼きテーブルが少なめなのでハマルと待ち時間が相当長くなる可能性はありますが、美味しかった。

 

店を出たら何と20人くらいの行列に成長。良いタイミングで入れて良かった。礼文島に来たらまた寄りたい。

 
今回の満足度:
 

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「炉ばた ちどり」

北海道礼文郡礼文町大字香深村字トンナイ入舟

0163-86-2130

営業時間:11:00~20:00

定休日:不定休

食べログはこちら

稚内から礼文島へ渡るフェリーの中にある自動販売機で売っていた稚内牛乳のアイスクリームは稚内ブランド認定品らしい。たまたま知った情報だったけど、知ってしまうと食べたくなってしまうのが人のサガというもの。
 
○船内自動販売機
1個300円なのでお手軽に頂けます。基本のバニラに宗谷の塩、クマザサの3種類がある。北海道限定感のあるクマザサも気になりますが、ここは王道かつ宗谷の名前を冠した宗谷の塩を選択。
 
席に戻って頂きましょう。
 
○稚内牛乳のアイス(宗谷の塩)
 
濃厚ミルク味でほんのりと控えめな甘さ。食べ初めは固くて貫通できないのはこの手のアイスではよくある事ですね。ほんのり溶け出したときの硬さと柔らかさが同居している感じも好き。
 
わずかに感じる塩味が甘さに深みを与えている。王道のアイスクリームながら濃厚なミルクで美味しく頂けました。乗り物で食べるアイスって何で美味しく感じるんでしょうね。
旅行に行ったからには土地のものを食べたい。どこでも食べられるものを選択するのはもったいない気分がする貧乏性です。しかし、この日は飲み終わった時間も遅くテイクアウトしようにもどこもお店がやっていない。どうしよう。
 
そこで助けられたのが北海道のコンビニといえばのセイコーマートさんでした。何やら珍しいインスタント麺のジンギスカン焼きそばなるものを見つけた。
 
朝からインスタント焼きそばは微妙かもだけど、たまには良いでしょう。ちゃんとジンギスカンしているのか気になる。
 
○ジンギスカン焼きそば  150円くらい
「北海道の工場でつくりました」のフレーズが心強い。作り方は普通のインスタント焼きそばと同じ。お湯を入れて3分したら湯切りしてタレを絡めて頂きます。
 
○調理後
 
食べてびっくりちゃんとジンギスカンをしている。香りからはラムの風味を感じられ、食べてみたら確実にそこにいる。不思議。
 
ジンギスカンを焼いた後の鉄板に残った羊肉の風味をしっかりその身に宿した脂やタレを使って作った焼きそばという感じだろうか。味も濃い目で食べ応えもある。
 
いやあ予想以上に美味しいぞ。これは。
 
追加でラム肉をちょい足ししたり、もやしを足したりしたらもっとジンギスカンに近づいて美味しいかも知れません。セイコーマートではラム肉も売っていたのでそういうちょい足しをしてみても良いかも。さすがにホテルでは肉を焼けないけど。
稚内の居酒屋さんは決して多くは無くなかなか難儀する。この日もお目当てだったお店に振られてしまって、居酒屋難民になりつつ急遽決めたのがこちらの「八や」さんでした。
 
あまり下調べしていない選択。吉と出るか凶と出るか。
 
○八や
お店の雰囲気はTHE居酒屋さんのような感じ。カウンターに座敷という安定の雰囲気で先客がほどよく入っていて座敷では賑わっています。とりあえずカウンターに入る。
 
雰囲気のあるおじいちゃん板さんと接客はおばちゃんが担当。第一印象は若干圧のあるおばちゃんだったけど、以外とマイルドで丁寧な接客でした。第一印象で人を判断してはいけませんね。
 
○メニュー
 
 
お手軽おつまみからしっかり料理までメニューの幅は広い。お店の名物は宗谷産生タコの陶板焼きらしい。タコの陶板焼きというのは珍しい。これはマストかな。
 
グーグル先生のレビューで好評だった牛すじ煮込みとタコの陶板焼きでいこう。お飲み物はあまり珍しいものは無さそう。
 
◯お通しと生ビール 600円
やっぱり北海道といえばサッポロクラシックですね。
 
お通しが美味しいお店は良いお店が多い。自分では勝手にそう思っています。そして八やさんのお通しはホタテの酢の物で予想を上回ってきた。意表を突く一品で驚く。お通しのレベルでは無く一品料理として十分成立する。
 
これは期待できるかも。
 
味の方もほんのり感じる酸味がホタテの旨味を包み込みさっぱりと仕上げられている。いやあ、ホタテをお通しで頂けるなんて嬉しい誤算であった。
 
◯牛すじ煮込み豆腐 塩味 500円
あまり情報が無い中で選んだ牛すじ煮込みが到着。
 
濁りのある汁にブラックペッパーが香る。豆腐の上に牛すじ、更にネギと彩りも良い。まずは一口汁をすすれば旨塩味が広がり、濃厚ながらしょっぱすぎず味がある。
 
豆腐は普通の豆腐な印象。ただ、クニュクニュと噛むとじわりと脂が滲む牛すじとの相性は良好だ。それにしてもブラックペッパーとの組み合わせが見事でこんなに息ぴったりに合わせてくるとは思わなかった。
 
口コミ情報していただいた人に感謝。
 
◯宗谷産生たこの陶板焼き 1,200円
 
 
北海道だとウニやイクラにホタテや鮭などに目がいきがちですが意外とタコが有名。なんと宗谷のミズダコの水揚げ量は日本一にもなるのだとか。
 
陶板焼きを注文すると、おばちゃんが奥からなにやらコンロを持ってきて鉄板をセット。鉄板が程よく温まったら弱火でサッと焼くのが良いらしい。これは楽しみ。
 
そして運ばれてきたタコは見事な白肌で、食べ応えのありそうな大きさ厚さは期待を越えてくる。ごま油を身にまとって鉄板が温まるのを待っているではありませんか。
 
言われた通りにサッと焼いて食べてみれば、タコの甘み旨味に驚く。外側の表面、特に吸盤あたりが焼けてきた辺りで頂いてみると香ばしくありつつ、厚みのある身には生たこの食感も残していて一度食べて二度美味しい素晴らしい出来栄え。
 
鉄板に乗せるとキューっとたこが縮みひっくり返して薄っすら色づいたあたりが美味しい。初めは焼き上がりのタイミング間違えて冷たかったりしたけど、食べ終わる頃には引き上げるタイミングも上達してくるというもの。自分好みに仕上げましょう。
 
◯鮭茶漬け 550円
最後の一品を何にしよう。手書きメニューを確認すると揚げ出し豆腐が多い。もしかしたらご主人の得意料理なのかもという考えで牡蠣と豆腐の揚げ出しを頼もうと思ったら既に油を火から下ろしてしまったとのこと。一足遅かった。悔しい。
 
仕方がないので鮭茶漬けでシメましょう。注文したら2つ隣の席でそばを食べていた人がお茶漬けもいいなあなんて呟いていて、なぜか誇らしげになる単純な自分である。
 
そして出されたお茶漬けはご飯の量が多く鮭はやや少なめ。もう少し鮭を増量してくれると嬉しいぞ。ただ、優しい出汁で鮭の旨味が加わればほっこりとシマる。日本に生まれて良かった。
 
急遽決めたお店でしたけど大当たりでした。
飲兵衛の嗅覚は捨てた物じゃありませんね。
 
今回の満足度:
 

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「八や」

北海道稚内市大黒2-7-38

0162-23-6088

営業時間:17:30~22:00

定休日:日曜日

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稚内からフェリーに乗って利尻島に来ています。少し曇りがちで楽しみにしていた利尻富士は雲がかかっていて残念でした。ここは気を取り直してうにを頂きたく「利尻ふる里食堂」さんに行ってみましょう。
 
やはり夏の利尻といえばバフンウニでしょう。
今しか食べられない旬の味を味わえるのは楽しみ。
 
○利尻ふる里食堂
はじめは大漁亭というお店に入ろうと思ったのだけど、何故か開店時間になっても店が開いていない。グーグル先生が錯乱して時間を間違えてしまったのか。うーむ。
 
そんな経緯でこちらの利尻ふる里食堂さんにお邪魔する流れになりました。まだ開店したばかりなので先客無しの貸し切り状態で何だか申し訳ない。夜は居酒屋になりそうな雰囲気ですね。
 
○メニュー
 
昼食堂メニューも一応ありましたが利尻まで来てそばやカレーを食べたくはありません。ここはうに丼一択他は何も見えません。バフンウニとムラサキウニの2種がありますがムラサキウニは入荷無しとのこと。
 
最初のもくろみ通りエゾバフンウニのうに丼を頂きます。
 
◯うに丼(エゾバフンウニ) 5,500円
 
 
昨日食べたムラサキウニとは違う橙色のバフンウニの姿を見つけて嬉しい。平成26年に行った函館旅行以来の再会となった。思えばそれまでうには好きじゃ無かったのに認識を変えてくれたうにだった。など余韻に浸りつつ早速頂いていきましょう。
 
まずはご飯を置いておいてうにだけをひとつまみしてそのまま頂く。うんうんコレコレ。上品な甘さの最高峰といった感じ。とろけるうにの甘さと薄ら香る磯の旨味を味わう度に脳からウマイ!という信号が全身を駆け巡る。
 
醤油やわさびを付けていただくのも美味しいけど、あまり付けすぎると繊細な味が分からなくなる。何も付けなくても、いや何も付けない自然の味が好き。
 
濃厚なクリームの様な、それでいて海を感じられる渋みと一見矛盾するような要素を併せ持っている。それでいてエグミも臭みも一切無い。やはり美味しい。思い出補正を受けていても軽くそれを上回るエゾバフンウニ最高です。
 
今年は不漁で数日前まで一杯8000円だったのだが、たまたま本日は漁でたくさん取れたタイミングみたいで5500円まで値下げになったとの事。食堂のおばちゃんに「良い時に来たね」とお褒めの言葉を頂いた。ラッキー。
 
あっという間に食べ終わってしまって名残惜しいですけど、久しぶりのバフンウニを堪能いたしました。次に食べられるのは何年後になるのか。また会えることを楽しみに。
 
今回の満足度:
 

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「利尻ふる里食堂」

北海道利尻郡利尻町沓形字本町17

0163-84-3393

営業時間:11:30~13:30、17:30~21:00

定休日:日曜日

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