12/9、前回から約2ヶ月後の婦人科の受診です。その後の下腹部の状態は、生理痛の様な腰の重みと違和感、卵巣機能抑制でおりものが全くなかった状態から比べると多少増えたこと、12月に入ってからおりものにごく少量の血が混じっていましたがまだ生理が来ないこと、そして両胸の張り等を先生にお伝えしました。


受診1時間前に採血した女性ホルモン値の結果が出ており、婦人科の先生も想定外の194という高い数値でした。


ゾラで完全閉経状態にしたにも、この数値は健康女性の卵胞期(25~195)と同等で、本来は閉経期(10~40)であるものらしいです。ゾラデックス+タモキシフェン治療後は一桁であってもよいとのこと。


これはホルモン感受性の乳癌のタイプには良くないことで、再発率上昇の危険性を伴います。ホルモン療法終了後の女性ホルモン値の測定の必要性を実感致しました。


間髪入れずに子宮体癌検査をすることになりました。硬く萎縮してる子宮口はなかなか開かず、2回目で子宮に到達しました。しっかしまぁ笑える程の地獄の検査でしたわ。


卵巣は前回は異常なしだったのが、今回は2センチに膨れており、子宮内膜においては14ミリで前回の倍厚くなっておりました。これは妊娠待ちの方には非常に好ましい状態らしいです。


中にはたっぷり血液が溜まってるとのことで、このまま出血しなかったら血を出す処置、手術が必要らしいです。


排卵期になると繰り返しこの状態になるので、改善策として出血を止める為にもまた擬似閉経にすることで、処置としてゾラ又はタモキシフェンの続行も有効らしいです。


これまで体癌検査の後は少量の出血しかありませんでしたが、今回はかなりの出血量がありました。


来週の月曜の乳腺外科の主治医の診察の際に、この状態を外科的にご覧になり、どのような見解を出されるか、、ですね。 


外科の後に続けて婦人科も再度受診することになりました。体癌検査とは別に更に内膜の組織診をするそうです。内膜の状態からいびつな形状の部分があり、良くない疑いがあると仰ってました。この検査は体癌検査より若干痛みが強いらしいので今からかなりブルーです。体癌検査より痛いって、、、いっそのこと気絶させてほしい。


これらはホルモン療法の副作用とのことです。
ホルモン療法による子宮癌のリスクは1000人中2,3人で、タモキシフェンによる乳癌再発率を下げる数値の方がはるかに大きいので、ホルモン感受性タイプの浸潤性の乳癌にはホルモン療法を選択しない訳にはいきません。


ホルモン療法で再発乳癌のリスクは下がりますが、子宮へのダメージは深刻と言うことです。最終段階の検査をして白黒はっきりさせておくことを強く進められました。


乳癌治療は治療開始から治療終了後も副作用が続き、その代償は大きいものです。治療と同時に始まる更年期障害、倦怠感、肺や肝臓のダメージ、体重増加、リンパ浮腫、神経のダメージ、骨粗鬆症、、そして何より怖いのが2次癌です。


2次癌は、治療による他の癌を誘発することもあるということです。タモキシフェンでの子宮内膜癌の疑いが出てきたのが現状態です。


以前のブログにも書きましたが、医学の進歩で再発する癌としない癌との区別がつけば、しない癌には補助治療の必要性はなくなり、必要のない治療は避けられます。今後の乳癌患者の為にも有効になることを願うばかりです。


12/14の主治医の診察は半年ぶりで、乳腺エコーの検査もあります。治療は終わっても病院とは縁が切れないのも癌患者の定めですね。


組織診で悪いものが出ないことを願うばかりです。最悪の結果が出たとしても、前を向いて顔晴るのみです!!


因みに子宮体癌検査、女性ホルモン測定値、診察の医療費は8100円でした。ご参考までに。