9月5日でノルバデックスの最後の服用が終わり、5年間の乳癌治療が終了しました。


毎日21時の服用後に、翌日の服用分のお薬も今までは用意してましたが、もう手元にノルバはありません。忘れ防止に21時に携帯のアラームをセットしてましたが、“今まで有り難う”と解除しました。この5年間毎日欠かさず“効きますように”と唱えてから飲んでいたノルバデックス、1度も飲み忘れはなかったです。


2010年8月24日から開始したホルモン療法、3年間のゾラデックス注射と5年間のノルバデックス治療は今後の生活の“自信”に繋がるものと思います。


しかし5年経過はしましたが、決して完治したことではなく、この先再発転移をしないと言うことでもありません。特に乳癌の場合は5年目以降の再発率も高く、無治療になったここからが自己責任において生活習慣等、襟元を正さないといけません。


以前、年次検査の結果を主治医から伺った時に、「見えている範囲には癌は見つかりませんでした」、、と仰いました。このことは“見えないところには癌は潜んでるかもしれない”ということなのです。


治療中は無治療になった時の心配は若干ありましたが、治療を終えた今の私は、この5年間の治療により“心配”は“自信”に変わっていました。この5年の道のりは、無治療になった時の不安を消し去る準備期間だったのかもしれません。


もしもこの先、きっちり治療をしてきたにも関わらず再発や転移が生じたなら、癌が強かったと諦めもつきます。でももしきっちり治療をしなかったら物凄く後悔すると思うのです。


ホルモン療法の副作用は外面的には分かりづらいものですが、本人にしか分からない独特のしんどさがあり、卵巣機能を停止による長期に渡り身体に受けるダメージは相当なもんです。近い将来、医学の進歩により、再発する癌としない癌が明確になれば「再発防止の為の治療」はしなくてよい時代がくるのかもしれませんね。


これからはゆっくりと卵巣も機能回復するでしょうし、薬の効力が身体から抜ける頃には“本来の自分の身体”に戻れることでしょう。本来の自分の身体と体力が戻ることが何より嬉しく思います。


このブログで「ゆーみんは乳癌になったの巻」は最終章になります。これまで私と接点を持ってくださった方々に心から御礼申し上げます。


先日、北海道のブロ友さんから今年も嬉しい嬉しいギフトが届きました。

ブログを始めたことにより、これから一生お付き合いをさせて頂くだろうと思える友もブログを通してできました。


いつもメッセージで会話をしていた方、コメントをくれていた方、猫繋がりの方、“いいね!”で繋がっていた方々、、ブログ通して沢山の出逢いがありました。


再発や転移をされて顔晴っておられる方のブログが更新されると、“よくなりますように”と願掛けて“いいね!”を押させて頂いてました。どうか生きて生きて生き抜いてください。


治療卒業を記念して6日のランチは福岡県糟屋郡にある人気のレストラン「わらび野」へ行って参りました。

ピアノの演奏が料理をより美味しくさせてくれます。高台にあるので窓から眺める景色が美しく、ゆっくり寛げる空間です。

そしてクランクインされた「猫侍2」を観賞しましたよ♪猫侍1よりパワーアップされて、猫の玉乃丞がめちゃくちゃ可愛かったです(=^ェ^=)

玉乃丞に恋猫出現か!?

それから温泉に行って、帰りに“牧のうどん”で大好きな肉ごぼううどんを食べて帰りました。




何気ない日常を過ごせることはどれだけ幸せなことか!


普通に明日が来るということはどれほど素晴らしいことか!


生きていることは奇跡だということなんだと、乳癌になって改めて気づかせて貰ったことで、またブログを通じて沢山の同志から学ばせて貰ったことです。


乳癌は唯一自分で見つけることのできる癌で、早期発見しやすい癌でもあります。乳癌は発見のスピードが早ければ早いほど予後を変えます。月に一度のセルフチェック、おかしいと感じたら直ぐに「乳腺外科」を受診してください。


マンモグラフィーの痛さなんて、手術から始まる長い治療の苦痛に比べるとほんの一瞬です。私の経験上、マンモは生理が終って1週間位経った頃にするとそれほど痛みは感じません。


乳癌検診はマンモとエコーは必須です。因みに私の乳癌はマンモでは写らなく、エコーで確定し、そして発見のきっかけはセルフチェックでした。乳癌検診を受診した4ヶ月後のことで、如何にセルフチェックが早期発見に繋がるかということです。


これにて闘病ブログは終了、ペンを置きたいと思います。乳癌を患っても決して絶望ばかりではありません。こうして元気に過ごせています。主治医が引いてくれたレールの上を自分の歩幅でゆっくり歩いてきたら自然とゴールに辿り着いていました。希望を持って、頑張り過ぎずに、「顔晴って!!」ください。


今まで本当に有り難うございました。福岡においでの際にはどうぞお気軽にお声を掛けてくださいませねっ(*^ー^)ノ