今日の福岡は気温もぐぐっと下がり今季一番の冷え込みですが、快晴でお空が澄んでいてとても爽やかです。



先月受診した年一の健康診断の結果が先程届きました。成績発表のようで今では毎年楽しみにしてる行事の一つになっています(笑) 



昨年に続き一つの項目はA2判定でしたが、他は全てA1判定でした。毎年体重の不足からBMIが17台で唯一のA2判定ですが、ホルモン療法3年半経過後もホルモン療法開始前と変わらない数値をキープできていることは大きな自信に繋がります。



ホルモン療法はエストロゲンを抑制するので更年期と同じ状態になる為、水を飲んでるだけでも、空気を吸っているだけでも体重増加がどんどん加速するとよく聞きます。



ホルモン療法は年齢や悪性度により治療法は様々で、ゾラデックス等の女性ホルモン抑制注射を投与すると完全に卵巣機能を停止状態にさせるので、ノルバデックス等のタモキシフェン単独よりも当然太りやすくなるし、体に受けるダメージも重くなります。



ただ「美のために太りたくない」だけでなく、脂肪細胞の中にも乳癌のエサがあるので乳癌患者は太ると再発リスクが上がる怖さがあるのです。太ってはいけないのにホルモン療法で太りやすくなる、、何とも矛盾していますよね(笑)



主治医からもホルモン療法開始時に「太らないでください」と言われ、先ず私が掲げた目標は「ゾラデックス投与期間の3年を現状維持のまま乗り切る」ことでした。これを乗り切れば後はタモキシフェン単独なので注射投与中より維持は難しくないと考えていました。



ホルモン療法開始直後は私の場合様々な副作用が一気に出始め、その辛さから「薬の変更をしてほしい」と主治医に訴えたものでした。



身体がキツいとQOLは著しく低下し前向きでいるのが非常に困難になります。その頃はまだブログも開始してなかったので、気持ちを封じて悶々とただ耐えていましたね。この様子はブログテーマ「ホルモン療法」の最初に詳しく書いています。



投薬に身体が慣れてきたら一気に出始めたアレルギーは波が引いたように治まりましたが、今思うとあの鉛を背負った様に身体が重く独特のしんどさは一番辛い時期だったと思います。



思いのほか回復が早かったのは代謝が落ちなかったのもあるかもですね。どんなに辛くても十数年続けてきたストレッチやヨガを欠かさなかったことも、代謝を維持できた要因になったのかもしれません。身体に酸素を送ることは優れた特効薬ですね。



そして代謝を維持できたからこそ心身共に元気で、太ることもなく今日に至ってるのかもしれません。



いくら太るからといって過度なダイエットは私達癌疾患者にとっては癌に打ち勝つ体力や思考をも奪われてしまいます。癌細胞に勝つ体力がなければ病気に身体を支配されてしまうと思うのです。食べることは生きることなのです。



出版されている本や情報などでは乳癌にはこれは駄目とかあれは駄目とかよく目にしますが、それらを一切断ってしまうことの方が欲求も増すし、バランス的にもどうかと私は思うのです。それらばかりを3食毎日食べ続ける訳ではないんですからね。



乳癌になってこれからの食生活をどう変えるべきかを治療前に主治医に伺ったことがありました。主治医は「偏らなくバランス良く食べていれば何を食べても大丈夫です」とシンプルな答でしたが理にかなってますよね。



昨年、去年の健診結果を主治医に見せると体重欄と検査項目欄の数値をご覧になり「ホルモン療法中でこの数値は本当に立派なことです」と誉めて頂いたことも私の大きな励みになっています。



私は昔から風邪は滅多に引きませんが、そのかわり1度拗らすと40度を越える発熱が生じるのが私流の風邪の特徴です。昔、関西人の医師から「大人になってからそんな高熱出すとアホになるよ」とよく言われたもんです(笑)



ホルモン療法後から体質が変わり、3年前に処方されたごく普通の風邪薬で酷い薬疹が出た経歴もあり、今は風邪を引くと漢方薬の「麻黄湯」を服用しています。
 


この麻黄湯はアメブロで親しくさせて頂いている内科医の先生に教えて頂きました。先生とは只今「どちらが先に風邪を引くか」の勝負中で(笑)、まだ風邪を引いていませんので手洗いうがいを徹底したいと思います。



ホルモン療法も予定ではタモキシフェンの服用も後1年と7ヶ月です。ゾラデックスが昨年の11月で終了しましたが、終了前までは癌の悪性度の高さから今後はタモキシフェン単独になる怖さや不安もありましたが、終われば「自信」に代わっている気持ちの変化に驚きました。



ホルモン療法が終わると無治療になる怖さや不安が今はありますが、終了するときっとまた5年間顔晴ってきたことが自信に繋がっているんでしょうね!



















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