あの子がお空に行ってから1年が経とうとしている。



泣いて泣いて、泣き明かした1年だった。

特に最初の3~4ヶ月まではキツかった。

初めて味わう、のたうち回るような胸の苦しみ。

涙は枯れないと言うことも知った。



よく、漫画で顔に滝が流れてるような泣き方の描写があるけど、あれってリアルにはできないものだと思ってた。



だけど、あの子を亡くして、描写じゃなくてリアルにできることを知った。

涙が顔の上をずっとずっと流れてた。

ポタポタでもポロポロでもない。

ザーザー流れてた。ずっと。

苦しかった。



そんな苦しい時、本だったのか誰かのブログを読んだのかは憶えてないけど。

【最初の1年、泣く期間を過ごすことはすごく大切】

というのを読んだ。



泣く期間真っ只中だった私は、それを読んで、何言ってんだ!と思った。

こんなにこんなに苦しいのに、何が大切だって言うの?



でも、半年経ち涙がザーザーからボロボロになりポタポタになり、泣かない日もたまに出てきたりして、今に至る。

今も、全然泣かない訳じゃない。

突然スイッチが入ったように狂ったように泣きもする。



そんな1年を過ごした今となれば、やっぱり大切だったと思う。

子供を亡くして、すぐに立ち上がれる人なんていないもんね。




数字も知らない人にいきなり掛け算を教えても上手くいかないように。

まずは数字→足し算→引き算→掛け算

みたいに、ものには順序、てものがある。




泣いて泣いて、泣き明かしたこの一年を乗り越えられたら、今後はずっと乗り越えられそうな気がする。

具体的にどう生きたらいいか、みたいなものが見えてきた訳では全くないけれど。

なんとなく、この壮絶な1年を死ぬこともなく生きられたなら。

今後も生きていけそうな気がするんだ。