私たちは、しばしば「正しさ」というものに縛られて生きています。
それは、社会や文化、育った環境から与えられた価値観であり、
同時に、自分を守るための盾でもありました。
でも、自然の世界を見渡してみると、
そこには「矛盾」が満ちあふれています。
昼と夜、強さと弱さ、静けさと動き。
まるで相反するものたちが、当たり前のように共存し、調和しています。
この「矛盾」こそが、自然の美しさであり、命のダイナミズムなのだと思うのです。
私たち人間もまた、繊細で複雑な存在です。
感情は揺れ動き、思考は変化し、時に矛盾した思いを同時に抱えます。
でもそれは「間違い」ではなく、「生きている証」。
もし、自然の矛盾をそのまま受け入れることができたなら、
「こうあるべき」「これが正しい」という固定観念から
少しずつ自由になれるのだと思います。
私自身も、ずっと自分の中の矛盾に苛まれてきました。
男性性と女性性、マインドと本質。
まるで正反対のような性質でありながら、すべてが「わたし」。
まだまだ途上ですが、少しずつ、この矛盾を受け入れ、
むしろ“おもしろがれる”ようになってきました。
人間って、本当に繊細です。
知れば知るほど、細やかで、深くて、重層的。
でも、そこに“大きな愛”という土台があれば、
その矛盾たちはちゃんと共存し、調和が育まれていく。
私の中には、小さな地球がある。
だからこそ、自分の中に調和があれば、
どんなに外の世界が揺れていても、
私は世界とつながりながら、静かな平和を生きることができる。
最後まで読んで下さり
ありがとうございます
読んでくださったあなたには
さらなる幸福が訪れますように