子供の頃になりたかったものは、形ではなく“感覚”を思い出すための鍵
 

「子供の頃、なりたかったものを思い出しましょう」
そんな言葉をよく目にします。

私はそれを聞いて、
「それを仕事にすればいいんだ」
「それで稼げるようになればいいんだ」
そんなふうに思っていた時期がありました。

でも、私が思い出したのは、
ただ自転車を乗り回して、キャッキャキャッキャとはしゃいでいた子供の自分。

それは職業でも夢でもなく、ただ「楽しい」という感覚。
「これが将来の仕事になる」なんて、1ミリも考えていなかった。

だから私は、「好きなことで稼げない人」なのかもしれない――
そんな信念を、いつのまにか自分の中につくっていました。


けれど、あの問いは、“何になりたかったか”を思い出すためじゃなくて、
“どんな感覚で生きていたか”を、もう一度思い出すためのものなんじゃないか――
そんなふうに思うようになりました。

子供の頃って、
「役に立つか」とか「お金になるか」なんて考えずに、
ただ「楽しい」とか「やりたい」っていう、純粋な今この瞬間の感覚で生きていた。

だから、思い出すべきなのは“形”じゃなくて、“感覚”。
「こうなりたい」「これやりたい」ではなく、

「こうありたい」という感覚。

それはまるで、自分の源に立ち返るようなこと。

過去の夢を実現することがゴールなのではなくて、
そのころの自分が持っていた、何ものにも縛られていなかった自由な感覚を、
今、この瞬間にもう一度取り戻すこと――
 

それこそが、本当に大切なことなんじゃないかなと気付いたのです。

 

 

最後まで読んで下さり
ありがとうございますラブラブ

 
読んでくださったあなたには
さらなる幸福が訪れますようにキラキラ