世の中には、優しい人がたくさんいる。
その優しさは、言葉であり、行動であり、誰かを守ろうとする想いの表れだ。
だけど私は、その「優しさ」という役割を、そっと手放すことにした。
なぜなら、優しさはただ与えるものじゃなくて、私自身の「あり方」の一部として在るものだから。
かつての私は、甘えや依存の中にいた。
誰かの優しさにすがり、そこにいることで安心していた。
でも、そこで生き続けることは、本当の自由でも、自立でもなかった。
優しさって、ただ相手を包み込むことだけじゃない。
時には、厳しさをもって自分と向き合い、変わる決意を促すものでもある。
だから今、私は優しさを行動で示すのではなく、
自分の存在そのものの「あり方」として生きている。
それは、甘えや依存に寄り添うことを手放す厳しさであり、
同時に、自分自身をまるごと受け止める深い愛でもある。
私は優しさを、誰かに任せる。
でも、自分の「あり方としての優しさ」を貫くことで、
自立を望む人に、本当に届く言葉を届けたい。
この優しさは、決して居心地のいい幻想じゃない。
それは、自分の人生をしっかり生きるための、静かな覚悟。
私は今、こうして生きることを選び、
それが私にとっての「優しさ」の形であると確信している。
最後まで読んで下さり
ありがとうございます
読んでくださったあなたには
さらなる幸福が訪れます