何かしたい。でもお金がない。
じゃあ、先にお金がほしい。
でもその「欲しい」は、「いまはない」という欠乏からの声。
だから、ずっと「ない」が続いてしまう。
このループに、ずっと、ずっと囚われていた。
私は自由に飛べる翼を持っているのに、なぜ飛べないのか。
なぜ現実は、このもどかしい場所から動かないのか。
必死で原因を探して、もがいて、頑張って、それでも抜け出せなかった。
でも、やっと気づいた。
私は「震えて」いなかった。
誰かの期待に応えるように、
お金を満たそうとするように、
私は、自分の存在を外に明け渡していた。
でもほんとうに必要だったのは、
「私という存在が震える」こと。
ただ、それだけだった。
やりたいことが浮かんだとき、
そこにYESの震えがあるなら、思考はいらない。
お金がかかるかどうか、できるかどうかなんて、あとからついてくる。
私は思考に手放しで従うのではなく、
存在の震えをキャッチするという感覚を、ようやく身体で掴んだ。
本を読んで、言葉を聞いて、たくさん感じて、
そして何より、自分自身ととことん対話してきた。
時に苦しくて、諦めそうになりながらも、
このループから抜けて、新しい世界に飛び込みたい。
そんな強い意図を、私はずっと手放さなかった。
渦中にいる時は、本当に苦しくて、
「もう抜け出せないんじゃないか」と思うこともあった。
何をしても同じところに戻ってきて、
「またここか」とため息をつく日もあった。
でも、そこから出られたのは、
新しい場所へ飛び込みたいという意図を手放さなかったから。
この意図は、願いじゃなくて「宣言」だった。
「私はここから出る」――そんな小さな、自分への誓い。
最初は弱々しくても、その意図が放たれた瞬間から、
現実は静かに、でも確実に動き始める。
手を変え、品を変え、
いろんなかたちでヒントや出会いがやってくる。
それは、痛みだったり、違和感だったり、優しい言葉だったり。
でも、それを素直にキャッチし続けること。
それができたから、私はこのループから抜けられた。
一足飛びじゃなくても、じわじわと身体になじんで、
気づけば、あのループの外に立っていた。
だから、ようやく言える。
今までの世界から出て、
これからの新しい世界へ。
私は、自分の震えで、一歩を踏み出した。
存在で震える「いま」を、私は生きる。
最後まで読んで下さり
ありがとうございます
読んでくださったあなたには
さらなる幸福が訪れます