山本時嗣さんの「死を力に」を読んで

私も最愛の母を亡くして

とっても悲しんだ

 

その10年後、父も他界し

天涯孤独感に陥り

空虚感に苛まれた

20数年間

 

 

その時間を経験したからこそ

いま この本に出合えたんだと思う。

 

 
 

 

 

 

 

私が20歳の時に母が他界

母は47歳

朝、元気だったのに

お昼ごろに倒れてそのまま

亡くなってしまった

 

あまりにも突然すぎて

母の死を受け入れられたのは

いまから4~5年前かな

それまでは、受け入れてた“つもり”で

やり過ごしてた

 

 

 

 

もう親孝行ができない

 

これからあるであろう

私の結婚や出産等々

母と娘として

色々と教えてもらったりしたかったのに

突然その楽しい夢が絶たれた

 

 

親孝行ができないならば

私が母が生きた年(47歳)まで

生きることが親孝行だと

だから私が47歳までは

死なないように生きようと誓った

 

 

同時に親の死が

こんなにも悲しく

寂しいだなんて

初めて知った空虚感

 

こんなにも家族が悲しむなら

家族は持ちたくない

という気持ちも湧いていた

 

悲しみたくないから

そこから逃れるために

すぐ仕事にも復帰した

 

この選択は

私がその時の最善の選択

 

 

47歳までは

死なないように生きると決めて

その時はまだ

あと27年もあるのかーと

気が遠くなってた

 

 

30代あと十何年か・・・

40代あと数年・・・!!

 

 

47歳になって

気が付いたら

母が生きた年数を超えていた

 

 

ただただ親孝行のためだけに

死なないように生きた

それが目標だったから

 

 

漠然と私自身も

47歳ぐらいで死ぬんだろうなーと

思ってたから

 

生きてる自分に驚いて

 

生きる目標がなくなって

途方にくれた

 

 

「どうしよう?!」

 

 

何を目標に

どう生きていけばいいのか

全くわからなかった

 

 

自分のためには

生きていなかったから

 

自分のやりたい事?

好きな事?

自分の事は

なに一つ

わからなかったことに驚いた

 

 

49歳の時

Noteを書くことと出会い

多発性骨髄腫と告げられ

 

52歳

腰椎2か所圧迫骨折

多発性骨髄腫で入院

自家移植する

 

 

この入院生活で

私自身が自分の「死」と

向き合う

 

 

 

つづく