少し難しい話ですが、レンズの話です
古いレンズです 1974年-1976年にかけて製造されたズームレンズで、55480本が製造されました。 写真のレンズは1974年の製造のようです。
低価格普及レンズとして人気のあったレンズですが、現在のレンズのスペックと比べるとかなり扱いにくいレンズになってしまいます
次に実際に撮影した写真を掲載します
Nikon D3 Zoom Nikkor Auto C 43-86mm f=3.5 (86mmで撮影)
独特な描写です。 収差の缶詰のようなレンズですが、この頃のレンズは前作までの各収差に少し補正が掛かっているようです。
ボケ味も独特な感じですね 周辺光量低下が激しく、画面の四隅がアンダーになっているのがよく判りますよね。 最短撮影距離も1.2mと長いため、花などの小物撮影には不向きです
何故かフィルムで撮影しているような感じの発色に・・・ ファインダーで見る画像とカメラの液晶に表示される画像に差があり、中央部が露出オーバー気味で、周囲が露出アンダー気味になる傾向があります。
カメラはスポット測光に設定して撮影しました。
このレンズの話は次回に持ち越します