今回取り上げるのは、Nikon EMとNikon LENSE SERIES E 28mm f=2.8です。
Nikon EMのSPECは下記の通りです。
形式 電子制御式35mmフォーカルプレーン一眼レフ
ファインダー視野率 約92%
露出計 中央部重点測光
シャッター 金属羽根縦走行シャッター
シャッタースピード 1~1000/1秒、B
電源 SR-44またはLR-44×2、CR1/3N×1
サイズ・重量 約134.5×86H×54Dmm 約460g(ボディのみ)
絞り優先AEのみに特化した作りのカメラで、専用に設計されたレンズもNikon LENSE SERIES Eとして販売された。 上に掲載している写真もNikon LENSE SERIES E 28mm f=2.8を付けている。
Ai化されたレンズであり、薄型軽量化されたレンズでもある。
同等クラスのAi Nikkor 28mm f=3.5と比べるとかなり薄くなっている印象を受けるレンズである。
シャッターAutoとM90とB(バルブ)の切り替えしかない単純なカメラである。
フィルム感度設定もISO 25~1600までしか対応していない。 現在では物足りないかもしれない。
レンズの裏側です。 かなり暗めの設計になっているようです。
余談ですが、輸出専用レンズだったためか、手元の資料には一切このレンズに関しての記述がありませんでした。