こんにちは、ジョイ吉です。
今日は、ちょっと真面目な話をします。
ジョイ吉たち
猫ボランティアのもとには、
「弱ってる猫がいる。
保護して欲しい。」
という相談が入ることがあります。
ジョイ吉は、地元の渋谷区であればなるべく応じるようにしていますが、それ以外の地域の場合は、
地元の猫ボランティアさんか、愛護センターに連絡するようお話しします。
昨年末に、相談が入って保護したひとみちゃん。
推定13歳で腎不全だと分かりましたが、
人慣れしておらず手が出るので、
あまり積極的な治療は行いませんでした。
なぜなら、かえってストレスになり、ストレスは腎不全にかなりの悪影響を及ぼすからです。
結局、ひとみちゃんに行えたことと言えば、食事療法、サプリメント、たまの点滴くらいだったのですが、
最期は横になったまま、特に苦しむ様子もなく、
穏やかに逝きました。
保護してから約半年後のことでした。
その時、ジョイ吉は、正直、
「ひとみちゃんの保護って、
意味があったのかな…?」
と、ずっと疑問に感じていました。
ひとみちゃんが亡くなって数ヵ月後、
とある相談者さんから、
黒猫のもやくん(元コグレくん)を保護した現場で、
もやくんの兄弟と思しき子猫が亡くなっているのを見付けたと連絡がありました。
ご近所のお宅の敷地内で倒れて亡くなっていたそうですが、
亡くなる数時間前に、家主が自宅の敷地内でその子が具合が悪そうに倒れてるのを見て、
「自分の家の敷地内で死なれちゃ困る。」
と言って、石を投げ付けてどかしたそうです。
その子は、一度はよろよろと出ていったものの、
結局そこに戻ってきて亡くなってたそうです。
それを聞いて、
ジョイ吉はやっと、
「ひとみちゃんの保護には
意味があった」
と思えるようになりました。
なぜなら、外猫たちは、
落ち着いて死ぬことも
ままならないからです。
少なくともひとみちゃんは、ジョイ吉の家で、
清潔にした猫ベッドの上で(※)、落ち着いて逝くことができました。
(※) しょっちゅう猫ベッドにオシッコをしてしまうので、基本的にはペットシーツをかけておいて、数日おきに猫ベッド本体を洗濯してました。
自分の手元にやって来た
保護猫が亡くなると、
猫ボランティアは皆、
心が沈みます。
でも、その方の手元で
亡くなるのは、
お外で亡くなるより
確実に幸せな最期です。
12月10日(日)参加する猫たちはこちらです。↓







