ものすごく久しぶりに啓太郎さんが夢に出てきました。


潜在意識に

「私が認めたくないもの、触れたくないものを

 見せてください。

 どんなに辛くても

 それを見つめて

 自分を嫌いになるのを終わりにします」

と、お願いしていた。


そしたら、啓太郎さん登場。



啓太郎さんは、20年以上前、1年ほどお付き合いしていた男性。


なんで米川さんと別れて

あんな男と付き合ったんだろう?

って、

ずっと自分で自分を責めてきた。

黒歴史であり


それくらい最終的には

分かり合えない関係になった。


啓太郎さんと付き合うようになったのは

そもそも

就職にともなって、引っ越しをして

米川さんと遠距離恋愛になったから。


私は、すぐ触れられる生身の男性がいないと

ダメだった。

寂しくて◯にそうになる。

啓太郎さんは、若い女性と遊びたかったんだと思う。


なんで引越しなんかしたかというと

経済的不安。

大学院を修了して、

非常勤の仕事をしていて

毎月ある程度のお給料の出る仕事に

何がなんでもつかなくちゃって

夢でうなされるくらい、苦しかった。

お金のことが、不安で不安で。


その不安に負けて

いろんな場所で職を探して

米川さんと物理的に離れることに

なった。

米川さんはちゃんと会社員だった。

私たちは結婚の話をしていた。

どうして私はあんなに

自分自身の収入にこだわったんだろう。

どうしてあんなに不安で苦しかったんだろう。



いま、20年経って

子育てを通して

いろいろなご夫妻と接していて

思うんだけど

私みたいに

年収例えば500万円くらいは稼いでないと

不安で苦しい

っていう女性は、少ない。


ご主人の収入で生活して

もっと旅行行きたーい❤️

とか、屈託なくおねだりできる奥様を見ると


女としての格の違いというのか

なんか、自己肯定感の違いをまざまざと

見せつけられる気がする。


パートナーに守ってもらって

旅行に年に何回も連れて行ってもらって

愛されて

それが、疑いない。当たり前。フツー。

という、自己肯定。


すっごいな。

うらやましい。

正直、妬ましい。


こんなに違うんだ。


振り返れば

私、産休、育休がものすごく辛かった。

子育てしたい自分と

稼いでいない罪悪感と欠乏感の自分がいて

張り裂けそう!って感じ。


稼がない私には価値がないっていう

無価値感。

もーのーすごく、ある。

今も。


私はここにいてはいけない

という

深い前提があって


お金をまぁまぁ稼いで

さらに人の役に立って

みんなに好きになってもらって

気に入っていただいて

それではじめて、

ここにいて許される。


本当は私は存在してはいけない。

私はみんなに忌み嫌われている

不吉な存在。


身を粉にして働いて

がんばっている姿を見せつけたら

許されるかもしれない。


そんな感覚。

そんな感覚が私にあるんだ。


啓太郎さんの夢を通して

私が気づいた無価値感。


そしてお金の不安に負けて

本当にしたいことを探さないで

給料や待遇で仕事を選んで

本当に好きな人と離れて生きたら


「私は条件で仕事を選んだ。

 本当に私のしたいことって何だったんだろう」

「私は条件で結婚相手を選んだ。

 どうして本当に好きな人と結婚しなかったんだろう」

と、延々と自分を責めることができる。

その道を選んだ。



延々と

なんでなんだろって考えてたら


私には価値がない

私は不吉な存在


この感覚を感じなくてすむ。


身を粉にして

がんばっていたら

この感覚を忘れられる。


そう思ったら急に

父を思い出した。


お父さんが、何もかも犠牲にして

全てを注ぎ込んで、

テニスでチャンピオンになるために

努力して努力してこだわっていたのは

この膨大な無価値感を払拭する

そのためだったんだ。


県のチャンピオンになれば

存在が許されるくらいの

無価値感を抱えていたんだね。


お母さんも

いろんな人に親切にしまくって

感謝されないと裏で暴言を吐きまくる

共依存体質なんだけど

根っこにものすごい

無価値感を抱えているから

過剰に人の役に立って

「ここにいていい」安心感を求めていたんだ。


私は無価値感のサラブレッドでもあった。


なんか、すとん、と胸におちて

スッキリした。


この辛さを痛さを
今日は感じよう。

おわり