ネタバレ注意です⚠️


金曜ロードショーを見ました。


途中までは

村上春樹の短編

「かえるくん、東京を救う」に

よく似た話だな、と思って、

観ていました。



すずめが片桐さんで

草太さんがかえるくん。


地底でうごめく

みみずくんが

地震を起こす。


みみずくんと闘うかえるくんを

なりゆきで

応援することになった片桐さん。


登場人物が

よく似ている。


閉じ師という

一円も金銭にならない上に

責任はやけに重い

わりに合わないお仕事を

黙々と遂行する点も

片桐さんと草太さんに共通。


だけど

物語が進むにつれて


あぁ

ソウルメイトというか

ツインレイというか

とにかく、

同じ志をもつ二人が

出会って


この人がいるから

生きたいと思えるようになり


日本のために

あるいは地球に

より必要なことを

行っていく

果たしていく

話なのかなぁと

思いました。


その意味では

ねじまき鳥クロニクル

あるいは

蜂蜜パイ

あるいは

騎士団長殺し

なんかに近いのかも。



観て

けっこう泣いた。



高校生のすずめが

4歳の自分に会いにいくシーンがあって


未来は

ぜったいに大丈夫だよ

いい出会いがあって

幸せになっているよ

大丈夫

って


お母さんを亡くしたばかりの4歳のすずめを

高校生のすずめが

抱きしめていました。


ハリーポッターと賢者の石にも

同じようなシーンがありました。


過去の自分を未来の自分が助ける。


新海誠監督も

子どもの頃の自分に

会いに行っている人なのかなぁ。


これ、

私もやってる。


なんなら未来の私を呼んで

今の私に

ぜったい大丈夫だし、

もっともっとよくなっているよ


って話してもらう時もある。


これまでだって乗り越えてきたし

これからだって大丈夫だよって


もっともっと輝く未来が待ってるよ

がんばってくれてありがとう

生きていてくれてありがとう


って話してもらっている。


今、本当にくるしくても

世界の終わりくらい

さびしくてひとりぼっちでも


未来は明るい。



すごく素敵な映画でした。


おわり